【白赤緑ボルシャック】
※《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》登場前のものは【赤緑ボルシャック】#touch_Lに記載
概要
アビス・レボリューション後期で獲得した《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》ら光ボルシャック/アーマードと、DM24-EX2の《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》の登場で成立したアーキタイプ。
《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》の登場により、早期に《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》の「革命チェンジ:コスト7以上の名前に《ボルシャック》とある多色クリーチャー」を単独で達成できることにより発祥した。
ボルシャック・ドリーム・ドラゴン SR 光/火/自然文明 (7) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 11000 |
自分のマナゾーンにドラゴンが4枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
各ターンに一度、自分のドラゴンが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、出す。それ以外なら墓地に置く。 |
竜皇神 ボルシャック・バクテラス OR 光/火文明 (10) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 17000 |
革命チェンジ:コスト7以上の名前に《ボルシャック》とある多色クリーチャー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見て、その中から《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》ではないアーマードを好きな数出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。 |
自分の他のクリーチャーすべてに「ブロッカー」と「スピードアタッカー」を与える。 |
各ターンの終わりに、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。 |
主要カード
候補カード
特徴・構築論について
このデッキが登場するまでも、《バクテラス》のフィニッシュ力の高さ自体は評価されていたものの、早期に《バクテラス》を着地させるには【白赤バクテラス】の構築論で《ボルシャック・ヴォルジャアク》を早出しする・《王来英雄 モモキングRX》に《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》を重ねる等しか方法がなく、それによるデッキ出力の低下や要求値の高さ、赤緑の既存ボルシャック基盤との噛み合いの悪さという課題が多く存在しており、活躍の機会は少なかった。
しかし、《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》1枚の登場でこれらの難点が全て解消された。
まず、《ドリーム》は《メンデルスゾーン》等のマナブーストとの組み合わせのみで最速3ターン目に着地できる。
この時点で最速着地の要求値が《ヴォルジャアク》や《RX》→《ウルフェウス》より低く革命チェンジ元としての適性面で大幅にリードしている。
更に、《ヴォルジャアク》の場合は《ボルシャック・サイン》等の呪文が、《RX》からのコンボは《RX》自体が濁りになるが、《ドリーム》なら他コンボと比較して《バクテラス》で捲りたくない非アーマード・クリーチャーの数を少なく出来る為出力低下も抑えられる。
その上、白赤緑という色の関係上、マナブーストを重視する既存ボルシャックとも共存可能かつ「序盤から攻める方法が《RX》→《ボルシャック・モモキング》程度しかない」という弱点を補うことが出来るなどデッキ単位でも相性が良く、登場してすぐにボルシャックデッキの必須カードとして扱われるようになり、《ドリーム》と《バクテラス》に合わせてデッキ単位で大幅な改造が加えられることとなった。
その為、既存ボルシャックデッキとは大きな違いが数多く存在する。
まず、《バクテラス》で出せるようクリーチャーは一部のグッドスタッフとロック持ちを除き基本アーマードで統一される用になり、《ボルシャック・ドギラゴン》の採用は殆どされなくなった。
防御札としてはオールタップS・トリガーアーマードかつ《バクテラス》で捲ればブロッカー対策になる上枯渇しがちな単色光マナにもなる《光鎧龍ホーリーグレイス》を採用したいという理由もある。
更には、《ボルシャック・栄光・ルピア》が自由枠にまで降格。環境の高速化により《栄光》を出すタイミングがなくなった事は勿論、《ドリーム》→《バクテラス》を主軸にする以上過剰なマナブーストの意味合いが薄いというのも大きい。
また、過剰打点のみならずロックも合わせた動きを行うようになった。
デッキ成立初期には既に《バクテラス》や《ドリーム》でのコスト踏み倒しを前提に色の合わないアーマードである《禁断竜王 Vol-Val-8》や《覚醒連結 XXDDZ》が採用されるレシピが数多く存在したが、両者共ロックとしては不完全なことから徐々に数を減らしていき、アーマードのロックとしてはシールド焼却の《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が重宝されるように。
また、狙って非アーマードのドラゴンを踏み倒せる《超竜ヴァルキリアス》が発掘された事により《地封龍 ギャイア》や《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》も採用される。これらドラゴン持ちロックは、運にはなるが《ドリーム》から踏み倒すことも出来る。
環境において
DM24-EX2で《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》、を獲得したことで成立。
また、同時に《バクテラス》からの踏み倒し先として《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を、【赤緑ボルシャック】との共通パーツとして《ボルシャック・大河・ルピア》も獲得した。
発売日から早速56人参加のオリジナルのチャンピオンシップで優勝している。このレシピは《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》が入っているのは当然の事、《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》で一気に展開しつつ4枚積みの《禁断竜王 Vol-Val-8》で雑に畳み掛け、防御札兼ブロッカー対策として《光鎧龍ホーリーグレイス》が脇を固める型であった。
また、《ボルシャック・大河・ルピア》型も早速結果を出しているが、防御札としては飛び抜けた性能ではなく全体除去としても腐る場面がそれなりにあるため、不採用の派閥も根強い。
DM24-EX4発売日のオリジナルでは、5枚目の《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》として《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を1枚積みし、追撃用に《勝熱英雄 モモキング》を1枚採用した変則レシピが125人参加のチャンピオンシップで3位入賞。
この辺りから《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》を1枚から2枚程度積んで【ヘブンズ・ゲート】系統に対する打開を狙った型が台頭。
DM24-RP4期には《地封龍 ギャイア》や《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などのカウンター封じを採用して【シールドプリズン】に対して詰まないようにするのが大前提となっている。
DM24-RP4期最終平日には、《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》と《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》各1枚積みで【白青黒マーシャル】の山札破壊に対策を打った型がオリジナルの64人参加のチャンピオンシップでベスト4入賞。
『全国大会2024』3位に入賞した【白赤緑ボルシャック】には《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》は1枚も投入されていない。
《マーシャル・クイーン》の殿堂入りの影響と【シールドプリズン】【白青天門】が少ないだろうというメタゲームを読んだものと見られる。カウンター対策は《地封龍 ギャイア》と《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》で十分と判断したか。
DM25-SD1・DM25-SD2・DM25-SP1期から、《魂の呼び声》で《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》と《超竜ヴァルキリアス》を呼び出せるように調整し、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》2体+αでの安定4ターンキルを狙う型が台頭。
DM25-RP1で《王闘竜皇 ボルシャック・ドラゴン》、《BARUGA-猿蒸86》を獲得。
2025年4月の終わりには3面このデッキのチームが3人1チーム戦で行われた64チーム参加のオリジナルのチャンピオンシップで優勝。3面とも怒涛の《光神龍スペル・デル・フィン》4枚積みで《真気楼と誠偽感の決断》を徹底包囲していた。
《王闘竜皇 ボルシャック・ドラゴン》に関しては、早速《勝利宣言 鬼丸「覇」》呼び出し型が確認されている。変に《勝利宣言 鬼丸「覇」》を採用せず、《王道の革命 ドギラゴン》を呼び出して地道にマナ戦術を行う型も結果を出している。
サンプルレシピ
全国大会2024(オリジナル)3位
参考