確定除去

特定の除去能力効果を総称した俗称。
大雑把に言えば「シンプルかつ強力な」「対象を選ぶ際に条件がない」除去を指す。
ただし後述の事由により、その言葉が指す範囲や、『確定』という言葉の妥当性はあやふやなものとなっている。

デーモン・ハンド R 闇文明 (6)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーを1体破壊する。

DM-01《デーモン・ハンド》はこの除去の代表格とされる。
これに倣い、以降の文章では便宜的に、

相手のクリーチャーを1体破壊する。

を「確定除去」と呼ぶことを前提として解説を行う。

「確定除去」という言葉の範囲

ここで言う「確定」とは、「狙う対象を確定で(=確実に)」除去できるという意味である。具体的な性質を挙げると、

  1. 火力などの条件付き除去と対比して、対象の条件・制限が一切ないこと
  2. バウンスなどと対比して、その場しのぎでなく、再利用ができない(難しい)ゾーンに送るものであること
  3. 選ばせ除去と対比して、自身に選択権があること

を満たすものが確定除去と呼ばれやすい。

  • 確定除去という言葉には「ピンポイントで除去したい対象を取り除ける」というニュアンスも多少含まれる。そのため、全体を強制で巻き込むリセットについては、確定除去と呼ばれることは少ない。
  • 送り先のゾーン別に見ると、墓地送り破壊)と並んで再利用が難しいマナ送り超次元送りは確定除去と呼ばれやすい。シールド送り山札送りについては、話し手や状況に左右されるところがある。
    • 山札送りは送る位置によっても再利用のしやすさが変わるため、一概に言うことはできない。
    • サイキック・クリーチャーなど超次元ゾーンに属するカードについては、送り先が超次元ゾーンに統一されるため、送り先による「確定除去か否か」の判別は意味をなさない。「再利用が簡単なため、破壊が確定除去として機能しない」とも、「バウンスですら確定除去になる」とも形容される。
    • 封印はゾーンを変更しないものの、除去とほぼ同等の効果が得られ、また対象に制限のないケースがほとんどのため、確定除去と並べて語られることが多い。

確定除去は本当に「確定」か

《デーモン・ハンド》登場当時こそ存在しなかったものの、カードプールの拡大により、除去への耐性にさまざまな種類が登場した。例を挙げると、

などが、この記事で言う確定除去1発では除去できない対象となっている。

これら耐性持ちクリーチャーの台頭により、この記事で言う確定除去が「確定」でクリーチャーを破壊できるという信頼性は薄まってきている。

このような状況下でも「確定除去」という言葉が使われ続けていることもまた事実であるが、その結果、この用語を使う人が自由に解釈を広げることができてしまい、当Wikiでもかなり曖昧な使われ方が散見される。
可能であれば、破壊マナ送りといったより定義の明確な言葉に言い換えていく事が望ましい。

成り立ち

除去とは、相手クリーチャーに干渉する方法の一つであり、その優秀さに応じてコストの軽さ・重さが変動する傾向にあった。

例えば、《デス・スモーク》はコストは4だがタップしたクリーチャーを破壊することができず、《炎獄スマッシュ》もコストは4だが多色ではないクリーチャーしか破壊できない。
唱えても除去を遂行することができない可能性のあるカードということで「非確定な除去」と認識されたのだろう。

それに対してコスト6の《デーモン・ハンド》は相手のクリーチャーならば、「進化ではない」や「多色ではない」など特性や状態を問わずに破壊できるため、先ほどの例と対比させて「確定除去」と名付けられた。

また、火文明の主要な除去手段であった火力は、どれだけコストが高くなってもパワーを参照する都合上、どうしても破壊できないクリーチャーも存在することになってしまう。
実際、コスト7の《ドリル・トラップ》はパワーが6000より大きいクリーチャーを破壊することができない。
闇文明の除去は《デーモン・ハンド》クラスになれば、基本的に破壊できないクリーチャーは存在しない。

つまり、火文明では成し得ない最高峰の除去という意味合いも込めて「確定除去」という語が古くは使われていた。

それに付随して、《デーモン・ハンド》と類似する効果を持つ《ナチュラル・トラップ》も「確定除去」に含むことも多くあった。

  • この手の俗語としては珍しく、Magic:The Gatheringからの転用ではないと思われる。
    +  考察

参考