【白青黒緑ペテンシーフシギバース】《真気楼と誠偽感の決断》から強力なフシギバース元である《逆転の影ガレック》を早期に呼び出すことを軸としたフシギバースデッキ。
主要カード
候補カード
このデッキの回し方一例としては以下の通りである。 コスト3初動から《ペテンシー》の手打ちに備えるか、あるいは《ペテンシー》のカウンターを構える。 もしミラーマッチで相手のフィニッシャー格が着地してしまった場合、《地雷冥土The World Is Mine》で返すのが1つの手。cipでも呪文でもないため、ミラーマッチでは原則全面的に有効な返し手となる。 長所とにかく《ペテンシー》による除去のおかげでフシギバースデッキとしては手札以外メタやコスト踏み倒しメタに強い。 一度《逆転の影ガレック》の着地に成功すれば最大9枚もの墓地肥やしを行えるため、余程下振れない限り次のターンにフィニッシャー着地までほぼ確実に到達する。《天災 デドダム》や《ペテンシー》自体で円滑に《ガレック》を墓地へ用意できるのもポイント。 初動マナブーストの《怪盗妖精カサブランカ/「信じていたのに裏切られるなんて!」》によるマナアンタップイン確実化&マナゾーン染色のお陰で、高い多色率や少ない光マナの捻出をカバーできる。また呪文側もS・トリガーでコスト5以上をすべてバウンスするため、全体除去として非常に強力。 構造上トリガーデッキとなる上に《ペテンシー》の圧で相手は展開し辛いため受けが非常に硬い。 また、デッキ成立の背景に《ペテンシー》中心の環境があるため、《ペテンシー》に対してハンデスや呪文ロックで強気に出られる構造となっている。主なハンデス手段がマナ送りの《大樹王 ギガンディダノス》であるため、マッドネスを恐れる必要もない。 一見すると苦戦しそうなメタビート【白黒赤ファイアー・バード】に対しては、実は豊富なカウンター札や《飛翔龍 5000VT》のようなウィニーロックと実質コストが低くなる打点を兼ね備えたクリーチャーのおかげでたとえ《ペテンシー》を引けない、あるいはハンデスで引っこ抜かれた展開でも、《ハッター・ルピア》を引っ張り込まれないという条件付きで何とかダイレクトアタックまで持ち込める場合もある。 短所当然のことながら《ペテンシー》メタが刺さる。中でも《七王無き宮殿》が多色率の高さも相まって苦しく、狙った様に《ガレック》は対象外な点も痛い。 3→5マナのマナカーブを重視する場合、序盤に軽量メタカードを設置できるタイミングは基本的に2ターン目しかない。 構築によっては光のカードが極端に少なくなり、光マナの捻出を《怪盗妖精カサブランカ》に頼らざるを得ない場面も少なくない。そうでなくとも光が多色のみという構築も珍しくなく、光文明は意識してマナチャージする必要がある。 「信じていたのに裏切られるなんて!」は自分も全体バウンスの対象となるため、フィニッシャー着地後は一転して使い辛くなってしまう。 4色デッキな上《ペテンシー》と《流星のガイアッシュ・カイザー》に加えてフシギバースのフィニッシャーととにかく多色が多く、《怪盗妖精カサブランカ》なしでは色事故が付きもの。 3ターン目に《天災 デドダム》や《怪盗妖精カサブランカ》などの軽量マナブースト獣が着地せざるを得ない関係上、対策が不十分だと【白赤緑ボルシャック】に容易く轢き殺される。豊富なS・トリガーも《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》など各種ボルメテウスの前には無力な他、《禁断竜王 Vol-Val-8》《覚醒連結 XXDDZ》《竜魔神王バルカディア・NEX》などが複数体飛んで来ると《ペテンシー》を撃つ暇すら与えられない、もしくは何とか受けきっても《ペテンシー》が封殺されるといった状況に陥ることとなる。《空間型無限収納ストラトバッグ》があれば《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》から《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》への革命チェンジは防げるものの、下手に先出しすると《超英雄タイム》《超帝王タイム》などで処理されかねず、その上3ターン目以降無理に設置しようとすれば確実にテンポロスすることとなる。 環境においてDM25-RP1発売1週間後頃から流行。 次第に5月に入ると状況次第で呪文側をS・トリガーとして捲ってミラーマッチのワンショットを防げる《怪盗妖精カサブランカ/「信じていたのに裏切られるなんて!」》やフシギバース元やフシギバースフィニッシャーを除去できる《地雷冥土The World Is Mine》、各種メタやロックに強く積み盤面を回避しやすくなる《ヴィオラの黒像》の採用が見られるように。また、【4色マルルベン】の基盤を相手のカウンターを助長する《ヨビニオン・マルル》をカットしたものとして弄ったような変則型の入賞も見られた。 「DMGP2025‐1st」Day2(オリジナル)ではベスト128進出者実績が【ペテンシーフシギバース】 括りで【ペテンシーアマテラスループ】と同率3位の9人。 グランプリ後の2025年6月中旬のオリジナルでは、このデッキの基盤で組んだ【白青黒緑墓地退化】なる亜種が60人参加のチャンピオンシップを準優勝。 参考タグ:
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