《ペテンズ・ゲート》

ペテンズ・ゲート VR 光/水/闇文明 (8)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーをすべてタップする。自分はカードを1枚引き、自分のシールドをすべてブレイクする。

DM25-RP4で登場した//呪文

S・トリガーの呪文。オールタップ→1ドロー→自シールドを全ブレイクの順に行う。

防御札として見ると、オールタップの時点で一部の貫通札(宣言中の《龍装者 バルチュリス》、タップ後にアンタップする紫電効果《獣軍隊 シュパック》、タップ自体を受け付けない《弩闘!桃天守閣》など)しか対策されない信頼性の高いストッパーである。この場合には名目コストの8という高い値は全くネックにならない。

色も白青黒の3色でマナ基盤として便利。キャントリップ内蔵で唱えても手札損失の相殺が保証されている。自分のシールドをすべてブレイクするのが強制であることだけはやや気になるところだが、高速化した現代デュエマなら相手の1ターンを凌げて自分の手札が潤沢な状態でこちらの番が回ってくれさえすれば確殺すら狙える【白青黒ゼーロ】のようなデッキタイプもざらにあり、グッドスタッフとして雑に投入を考える視点でも十分なカウンターパンチとして価値が高い。

さらには、「無条件でS・トリガー能力を持つ」かつ「能動的に唱えても強い」という要素を持つことからそれ以上の付加価値も持つ。むしろ相手のワンショット時には《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》などでST無効なことがありがちなため、この運用のほうがメインになるだろうか。
殿堂入りカードの《黒神龍ブライゼナーガ》が行うようにスーパー・S・トリガーを含むS・トリガーを一度に暴発できる激烈な能力。
これにこれ自身のS・トリガーが加わることにより《真気楼と誠偽感の決断》《Disアイ・チョイス》を介して唱えやすい。

他には《超光喜 エルボロム》でこれを仕込んでからそちらで《星龍の暴発》にアクセスするコンボは強力で、一気にシールドゾーンにありったけのS・トリガーを付与し、全てを暴発できる。
しかも唱え終わったこの呪文を暴発の流れで唱えたコスト踏み倒し系S・トリガーから呼び出した《電磁魔天イエス・ザナドゥ》辺りで再装填できる。

自分のシールドがゼロになるという観点では「革命0」や「鬼エンド」ともシナジーが考えられる。

  • S・トリガーとしてこの呪文が唱えられてしまうリスクを考えれば、「相手に手札を与えすぎないように刻む」という行為の痛烈なアンチテーゼとなっている。なにしろこの呪文をトリガーするとオールタップと全ブレイクにより、実際にはそうしていないにもかかわらずあたかも「総攻撃でアタッカーがすべてタップの隙を晒し、なおかつ全ブレイクはできたがリーサルに届かなかった」かのような最悪な状況となる。
    • ちなみに《ホーリー・スパーク》は「埋まっている想定なら、刻んでブレイクし、早期にトリガーさせておくほうが良い」という定石があったため、そちらのアンチテーゼでもある。
  • カード名のみならずフレーバーテキスト《ヘブンズ・ゲート》のパロディとなっている。
    • 「希望に目を輝かせた」とはS・トリガーによる「逆転こそが、カードゲームだ。」を意味しているだろうというのは容易に想像がつくが、続く「欺瞞は起こった」はかなり直感に反している。
      「守りのためのS・トリガーが助けてくれて喜んでいたら、そいつのせいで守りのためのシールドなくなってしまった」ぐらいの悲壮感を示していると取ってもよいが、実際の運用においてはスーサイドではなく暴発手札補充扱いで、希望の地続きである。
    • 一方、「欺瞞」は本カードやその陣営を表すものであると考えると、それと対峙する「希望」は相手方のものであり、つまりは相手の希望がこれで潰える様を現した、元ネタとは真逆の視点と構図になっている。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM25-RP4
    誰もが希望に目を輝かせた時、欺瞞は起こった。

収録セット

参考