【イザナ&オルフェ】
| 罪神イザナ R 水文明 (4) |
| クリーチャー:リキッド・ピープル/ゴッド 3000+ |
| このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーの小さいクリーチャーからブロックされない。 |
| G・リンク《罰神オルフェ》の左横 |
| このクリーチャーがリンクした時、バトルゾーンにある相手の、パワー2000以下のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。 |
| このクリーチャーは、リンクしている時「W・ブレイカー」を得る。 |
| 罰神オルフェ R 光/闇文明 (6) |
| クリーチャー:ゴッド/アーク・セラフィム/グランド・デビル 5500+ |
| G・リンク《罪神イザナ》の右横 |
| このクリーチャーは、リンクしている時「ブロッカー」を得、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。 |
イザナ&オルフェの対ウィニー性能を生かしたデッキ。
登場当時は「タップ状態に関係なく」「1ターン限りではない」の双方を満たすパワー低下として唯一無二の存在であった。
白青黒をベースに構築されるが、キーカードの《イザナ》が4マナの水単色であるため、白青黒でお馴染みの《アクアン》は採用されにくい。
ゴッドの早出しを求めて自然が採用されることもある。コスト2のマナブースト+《母なる紋章》[1]または《プロジェクト・ゴッド》で4ターン目のG・リンクが可能。
パワーを参照するという性質からDM-25のゴッドサイクル内で最もインフレによる向かい風を受け、カードプールの拡大が進んだ現在ではかなり活躍が厳しくなっている。
主要カード
候補カード
デッキの動かし方
《オルフェ》のリンク時能力である全体パワー低下が持ち味であるため、速やかにイザナ&オルフェを完成させることを目指す。
《イザナ》がコスト4であるのに対して《オルフェ》はコスト6と重く、4マナで《イザナ》→5マナ→6マナで《オルフェ》という動きを取ろうものなら間に挟まる相手の2ターンで《イザナ》を除去されたりウィニーの猛攻で敗北したりしかねない。
3ターン目にチャージャーやコスト軽減で《オルフェ》を介護し、4ターン目に《イザナ》→5ターン目に《オルフェ》と綺麗に繋ぐ流れが理想的。
イザナ&オルフェで盤面を制圧後は他のクリーチャーで打点を確保し、準備が整ったら一斉に攻撃することが望ましい。
中途半端な攻撃はS・トリガーによるG・リンクの解除を招き、返しのターンでウィニーを立て直されるおそれがある。
長所
イザナ&オルフェが一度G・リンクしてしまえばパワー1000以下のクリーチャーはバトルゾーンに存在することができなくなるほか、《イザナ》の全体バウンスにより素のパワーが3000以下のクリーチャーはすべて処理できる。
全体3000火力でお馴染みの《炎槍と水剣の裁》もイザナ&オルフェが登場したDM-25発売から2ヶ月後にプレミアム殿堂(現在は解除済み)しており、当時のパワーラインとしてはかなり重要。
当時の【赤単速攻】などではリンク解除に持ち込めるカードがほぼ採用されておらず突破は困難。[2]
仮に除去できても《イザナ》を再度G・リンクさせることで全体バウンスを再発動できるためウィニーを中心にしたデッキ相手には滅法強い。
また、当時は4枚使用できた《聖鎧亜キング・アルカディアス》についてもパワーが9000(パワー低下込で8000)で、イザナ&オルフェは8500であることからギリギリ破壊できるなど、たかが-1000とはいえウィニー以外に対してもパワー低下が有効に働く場面は多かった。
短所
イザナ&オルフェが処理できないサイズのクリーチャーを複数展開するデッキに対してはパワー低下やバウンスで盤面を制圧できず厳しい。
ファッティを展開される前に突破を図ろうとしてもイザナ&オルフェは疑似アンブロッカブルを持つだけのW・ブレイカー止まりなので攻撃面も中途半端。
また、ウィニーに対する制圧力は高い一方、進化クリーチャーを採用する速攻は抑え切れない。
中でも当時の極神編環境でメタゲームに進出していた【パシフィック青単】については《パシフィック・チャンピオン》を処理する手段が《デーモン・ハンド》などかなり限られた。
そして当時こそ恒常的かつ無条件のパワー低下を持つ初のカードであったが、カードプールが広がるにつれ肩身が狭くなっている。
現在は《希望の親衛隊ファンク》や《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》などより手軽に全体パワー低下を保持できるカードが多数存在する。
そのため、敢えてこのデッキタイプを使用するのであれば《イザナ&オルフェ》がゴッドである点や、《イザナ》のバウンス能力、アンブロッカブルとブロッカーを両立している点などを活かす必要がある。
参考