死神(しにがみ)信徒(しんと)バーロウ・ビリーバー》

死神信徒バーロウ・ビリーバー R 闇/自然文明 (3)
クリーチャー:デーモン・コマンド 4000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚ずつ、マナゾーン、墓地、山札の下に置く。

DM24-BD4で登場した/自然デーモン・コマンド
cip山札の上から3枚を確認し、それぞれをマナゾーン墓地山札の下に振り分ける。

《天災 デドダム》からが抜け、振り分け先が手札から山札の下に変更されたような性能。
ちょうど、とそれに対応した手札補充能力が消えた形になっているが、逆にそれによって《悪夢神バロム・ナイトメア》のサポートカードになれる。

2色でありながら種族は1つしか持たないが、コスト3という軽さデーモン・コマンドを持つのは希少である。
召喚酔いはするが《復讐 ブラックサイコ》といった侵略、あるいは《悪魔世界ワルドバロム》といった通常進化の種として使いやすく、【デーモン・コマンド】系統のデッキで序盤を支える役割が期待できる。

仕方ないことだが、召喚すればそのまま手札消費になってしまうのはなかなか痛い。《天災 デドダム》とは異なり、マナゾーンまたは墓地のカードを手軽に利用できるデッキでもないと、リソース不足に陥る可能性が高い。あくまでもマナと墓地を伸ばしつつ低コストでデーモン・コマンドを用意する手段、程度に考えるのが良いかもしれない。

同コストのデーモン・コマンド関連マナブーストには《混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー》も存在している。あちらは進化元として場に残らず墓地も肥えないが、カードが単色 / 見るカードが1枚多くサーチの質が上 / 手札のリソースを確保できる、の利点がある。

クリーチャーとして残るという部分は、唱え終わった《従獄の死神シンベロス/「地獄まで我に従え」》の自己墓地回収の誘発にも使えたり、《雷撃の冥将クーゼン》フシギバースの踏み台に使えるなど、こちら特有の利点にも注目したい。

環境において

DM24-BD3DM24-BD4発売日のオリジナルでは、これを1枚積みした1枚積み22枚の【準ハイランダー青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が44人参加のリモートデュエマのチャンピオンシップを準優勝。
同日の26名参加オリジナルでは、4枚採用の【黒緑バロム】が3位入賞した。
その後は軽量級メタカードや青黒緑ウィニー基盤によるリソース確保、《蒼神龍アナザー・ワールド》《アーテル・ゴルギーニ》といったリソース付き中型ブロッカーによる戦術、《絶望と反魂と滅殺の決断》《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》《冥土人形ヴァミリア・バレル》を使ったハンデス戦術を軸とした《蒼神龍アナザー・ワールド》の専用デッキである【青黒緑アナザー・ワールド】なる専用デッキが54人のチャンピオンシップを3位入賞。そちらのレシピには新戦力のこちらも4枚投入されていた。

【バロム・ナイトメア】では、構築の洗練でこのクリーチャーは抜けていった。ボトム固定ができるメリットも、出した後に《カオス・チャージャー》を唱えるだけで仕込みが崩れるので旨味が少ない。

その他

  • 「ビリーバー」(believer)とは「信じる人」「信者」「信奉者」という意味。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考