【黒緑ゼニス・セレス】
水晶ソウルで強力なゼニス・セレスを早出しするギミックを軸に、相性の良いオラクルやアンノウンを採用したデッキ。DM23-EX3期に成立。
【ゼニス・セレス】自体はどの文明を主軸にしても組めるが、本頁では成立時点で多く見られる黒緑構築について扱う。
エピソード2期の【黒緑ゼニス】[1]とは関係ない。
| 「戦鬼」の頂天 ベートーベン SR 自然文明 (13) |
| クリーチャー:ゼニス・セレス 19000 |
| 水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる) |
| マッハファイター |
| Q・ブレイカー |
| このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな数のクリーチャーを相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを裏向きにして、マナゾーンに置く。 |
| このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。 |
| エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい) |
| 「呪怨」の頂天 サスペンス SR 闇文明 (12) |
| クリーチャー:ゼニス・セレス 13000 |
| 水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる) |
| スレイヤー |
| T・ブレイカー |
| このクリーチャーが召喚によって出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。 |
| このクリーチャーが攻撃する時、相手の墓地にある呪文を3枚まで、自分がコストを支払わずに唱える。それらの呪文をすべて唱えた後、相手は好きな順序で山札の下に置く。 |
| エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい) |
主要カード
候補カード
デッキ構築について
DM23-EX3で全文明に配られた水晶マナギミックの内、なぜ闇と自然(と無色)だけが好んで使われているかと言うと、それは対ビートダウン性能が高い《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》(と《偽りの名 ワスプメリサ》)と、対コントロールの《「呪怨」の頂天 サスペンス》を同時採用できるからだろう。
《ベートーベン》はマッハファイターによる盤面処理、水晶マナ追加&攻撃誘導の蓋により地上戦において圧倒的な性能を誇るが、クリーチャーを展開しない相手や非クリーチャー主体のデッキに対して無力という弱点がある。
しかし、そのような相手に対しては《「呪怨」の頂天 サスペンス》のオールハンデスが覿面に機能するため、この2体を使い分けることで相手を妨害することが出来る。
当初はそこに《偽りの名 ワスプメリサ》・《偽りの名 スコーピオ》を添えることでより堅固なロックが完成させる事を最終目的としたデッキタイプが多かったが、タップした《ベートーベン》がいる状態で《サスペンス》を出せればその時点で殆どのカードはケアできる事が周知された事で採用が見送られる場合もある。
光がタッチされる場合もあるが、2色ですら色管理がギリギリなため本格的な混色は基本的に非推奨。光のカードのプレイ用に通常マナを残すより、少しでもエターナル・Κの弾丸を増やしておいた方が後々助かる場面が多い。きちんとデッキが回っていれば闇マナと自然マナ各1枚以外すべて水晶マナという状況もザラ。
《「この私のために華を咲かすのだ!」》や《シャングリラ・クリスタル》のブーストがランダムなので、それらでマナ基盤が落ちたらリカバリーが難しいという事情もある。そのため闇の枚数も減らしすぎないことが重要。
このデッキの回し方
【ゼニス・セレス】共通だが、2〜3ターン目は《「この私のために華を咲かすのだ!」》・《水晶設計図》・《シャングリラ・クリスタル》・《「これは命懸けのデュエルなのです」》を唱えて水晶マナを貯める。
理想的な動きをしていればアンタップで2マナ残るので、《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》も引いていれば3ターン目に展開できる。
水晶マナが貯まったら、《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》と《「呪怨」の頂天 サスペンス》の着地を目指す。
ロックが決まったら適当なところで《サスペンス》を《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》に革命チェンジさせる、あるいは《オールデリート》を唱えエターナル・Kで耐えた《ベートーベン》や《サスペンス》を使ってフィニッシュする。
相手のデッキ次第では《ベートーベン》で雑なアタックを繰り返すだけで勝ててしまうことも。
【ゼニス・セレス】は水晶ソウルによるコスト軽減召喚かつマナも伸びるデッキなのでメタカード対策はほぼ不要だが、《キャディ・ビートル》タイプの不正メタ意識で《黙示録の水晶》だけは積むことが多い。
除去の方式が山札送りなので《キャディ》の破壊置換効果を使わせることがなく、相手のデッキにメタがいなくてもドローソースで腐る事が少ないのも評価点。
長所
- 4ターン目《サスペンス》のオールハンデスによって最悪相手のデッキが何かわからない状態からでも勝ちを拾える。
- 《サスペンス・ザイン》のお陰で【ゼニス・セレス】デッキの中だとトップクラスで防御力が高い。
一見すると地味な個性だが、ゼニス・セレス達は着地すれば1枚で試合を変えられるだけのカードパワーの持ち主が多いので1ターン凌げることは大きな長所である。
短所
- 【ゼニス・セレス】共通の課題だが、色事故のリスクが付きまとう。特にこのデッキは黒と緑の2色が求められるためマナ管理難度が高い。
サンプルレシピ
「トレ☆スタ香椎駅前店CS」(オリジナル、2024/3/24)
優勝:@さとりゅう選手
その他
参考