【青黒GRハンデス】【青黒ハンデス超次元】の系譜をくみ、そちらをGR召喚に寄せたデッキタイプ。DMRP-10で《Wave All ウェイボール》、《Wave ウェイブ》、《知識と流転と時空の決断》を獲得して本格的に成立した。
主要カード
候補カード
超GRゾーン
双・超マーク2ブロック構築用のカード
このデッキの回し方《Wave All ウェイボール》軸基本は最初に《Wave All ウェイボール》を召喚し、ハンデスや除去で妨害しつつドローで手札を整える。 打点が揃ったら《マグ・カジロ》による《「本日のラッキーナンバー!」》の踏み倒しで全体除去を封じつつ1ショットキルする。《無修羅デジルムカデ》によるタップインも役に立つが、デッキの枠の都合上オーラは精々付いて2枚程度となるので相手を詰ませるのには不十分であり、1ターン足止めしたらすぐに殴りかかることが推奨される。 《Wave ウェイブ》軸序盤はハンデスと除去で相手の勢いを削ぎ、4マナ域から5マナ域のあたりで《イグゾースト・II・フォー》や《知識と流転と時空の決断》、《Wave ウェイブ》で一気に展開する。その後、《Wave All ウェイボール》軸と同じように1ショットキルする。 共通事項相手の手札を枯らせたら《アクア・ベララー》の山札操作でロックするプランも遂行される場合がある。安全な勝ち筋としてはGRクリーチャーを《宇宙 タコンチュ》でコマンド化し、《S級宇宙 アダムスキー》でライブラリアウトさせるというものが存在する。 長所ダイレクトアタックを目指す構築において、その実態は中速ビートダウンと呼ぶべきものであり、早ければ5ターン目にはフィニッシュできる。ハンデス系統の弱みであるキルターンの遅さが《Wave All ウェイボール》や中量級カードの展開力によって払拭されている。 メインデッキを打点要員で空費する必要が無いため、その分ハンデスや除去を積み込むことができる。テンポ良く相手を妨害することに関しては、前身となるデッキである【青黒ハンデス超次元】に引けを取らない。 短所言うまでもなく全体除去には弱い。ダラダラと打点を貯めているうちに《テック団の波壊Go!》で一掃されたら詰みに近い状況となる。3コストから4コストに優秀なGRクリーチャーが集中するため、《機術士ディール》もこのデッキに刺さる。 構築上当然だが、光の優秀なコスト踏み倒しメタや《Dの牢閣 メメント守神宮》は採用されないので、長期戦はある意味では苦手。 《S級宇宙 アダムスキー》は《永遠の少女 ワカメチャ》を絶望的なメタカードとする。1ショットキルの開始時には相手が《永遠の少女 ワカメチャ》をデッキに搭載しているかを知っておく必要があり、もし持っていることを知ったらライブラリアウトをあきらめてダイレクトアタックを目指そう。そのために《アクア・ベララー》で山札を把握するのである。 環境において確立からしばらくは環境中位から下位に属していたが、DMRP-11あたりからGRクリーチャーの天敵である《DROROOON・バックラスター》やハンデスを相殺する《海底鬼面城》が増えたため環境から姿を消した。 一方双・超マーク2ブロック構築環境では《海底鬼面城》が存在しない上に赤白のGRビートダウンが勢いを見せているため、主流デッキの地位を守り抜いている。 2020年1月1日に妨害の要である《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》が殿堂入り。 2025年6月上旬に久々の上位入賞が報告された(60人参加、準優勝)。色の合うパワーカードである《真気楼と誠偽感の決断》の採用は当然のこと、《真気楼と誠偽感の決断》ミラーマッチ対策の《セブ・コアクマン/マインド・リセット》、汎用性の高いハンデスと置きドロー、防御札が1枚に詰まった《修羅の死神フミシュナ/「この先は修羅の道ぞ」》、リソース確保とハンデスを継続的に行える《ナーガの海黒環》、手札補充、除去、延命が1枚に詰まった《理想と平和の決断》などが採用されていた。また、メタカードには【白青赤BAKUONSOOO】対策となる《ヴェネラック-F5》、ドラゴン基盤デッキなどの山札捲り系対策となる《カレイコの黒像》、手札・山札以外メタとして雑に刺さる上に耐性も持っている《ポッピ・冠・ラッキー》などが採用されており、全体的に現代環境を見据えてチューンナップされていた。一方でGR召喚手段には《Wave ウェイブ》や《斬罪 シ蔑ザンド》などの懐かしの面々が採用されていたが、それぞれ2枚、1枚の採用となっており、GR召喚への依存度は下がった構築であった。 参考 |