(ねむ)りの(もり)のメイ(さま)

眠りの森のメイ様 R 自然文明 (4)
クリーチャー:ドリームメイト 5000
このクリーチャーはタップして出る。
このクリーチャーをアンタップする時、かわりに自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドリームメイトなら、出してもよい。それ以外なら、マナゾーンに置く。

DMR-05で登場した自然ドリームメイト

自身をタップインさせる能力と、アンタップするかわりに山札の上から1枚を見て、ドリームメイトならばコスト踏み倒しをし、それ以外であればマナゾーンに送る能力を持つ。

基本的に次の自分のターンまで待つ必要があるものの、その分コスト踏み倒し能力は強力。毎ターンドリームメイトを出せるので、展開力の向上に役立つ。緑単ならW・ブレイカーになる《寝ボケまなこのたぬ吉さん》や、ドリームメイトサーチする《猛烈元気バンジョー》などが狙い目だろう。

進化クリーチャーも出せるため、定番の《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》や、システムクリーチャー《伝説のサンテ・ガト・デ・パコ》、果てはドリームメイト最高コストである《宇宙巨匠ゼノン・ダヴィンチ》まで呼び出すことが可能。

ドリームメイトでない場合でもマナブーストできるため、能力が完全に無駄になることはない。ドリームメイトが少ないデッキに入れてマナブースト要員として利用することも一応可能。

《フェアリー・ギフト》などで2ターン目に出すと強烈。除去手段が限られるため、生き残る可能性が高い。《大冒犬ヤッタルワン》マナブーストから普通に出してもよい。

パワーも地味に高いが、効果自体が強制なためこのクリーチャーアンタップする可能性は皆無なのが惜しいところ。もっとも、殴り返しを受けにくいので、それはそれでありがたいだろう。

ドリームメイトデッキの核となる可能性を秘めたカードである。うまくこのカードが活きるようなデッキビルディングを心掛けたい。

デュエル・マスターズ プレイスでは

眠りの森のメイ様 SR 自然文明 (4)
クリーチャー:ドリームメイト 5000
このクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。
このクリーチャーをアンタップする時、自分のドリームメイトが7体あるなら、このクリーチャーは《お目覚めメイ様》になりアンタップする。ないなら、アンタップするかわりに自分の山札の上から1枚目を公開する。それが進化でないドリームメイトであれば、バトルゾーンに出してもよい。それ以外であれば、自分のマナゾーンに置く。
(このカードは《お目覚めメイ様》として召喚してもよい)
お目覚めメイ様 SR 自然文明 (1)
クリーチャー:ドリームメイト/ハンター 1000
相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、自分のドリームメイトが7体あれば、自分はゲームに勝つ。2体以上あれば、その攻撃を中止し、このクリーチャーは《眠りの森のメイ様》になる。1体以下であれば、その攻撃を中止する。

DMPP-19で実装。レアリティはスーパーレアになり、1枚で2枚分のカードを内蔵するようになった。もう一方の面は《お目覚めメイ様》である。
別面を獲得という現象については「このカードは、《カード名》として召喚してもよい」のページを参照。

それぞれのコストパワー・元々持っていた能力はほとんどそのまま維持され、それぞれの能力を使うタイミングで《お目覚めメイ様》エクストラウィン条件の達成有無に応じてに他方の形態に切り替わるようになった。

《お目覚めメイ様》は、自分のドリームメイトが2~6体の場合に、サボタージュ能力で《眠りの森のメイ様》になる。7体あるなら、TCG版同様エクストラウィンできる。
《お目覚めメイ様》自身もドリームメイトであるため、1ターン目に《お目覚めメイ様》召喚、2ターン目に任意のドリームメイト召喚、そのまま《お目覚めメイ様》で相手プレイヤーに攻撃と動くことで最速2ターン目に《眠りの森のメイ様》になれる。
《森の特攻隊長ペンペン中尉》《囚われのパコネコ》が2ターン目のドリームメイトの鉄板であるため、再現性はまずまずある。
パンプアップ《鬼神!ヴァルボーグなう》《超閃機 ジャバジャック》あたりのパワー6000での殴り返しを牽制できるシナジーもある。

《眠りの森のメイ様》は、自分のドリームメイトが7体の場合に、アンタップ時にアンタップしつつ《お目覚めメイ様》になる。6体以下であるなら、TCG版同様コスト踏み倒しマナブーストを行う。
《眠りの森のメイ様》自身がドリームメイトコスト踏み倒し能力を持っているため、そちらで盤面がエクストラウィン条件を満たされれば勝手に《お目覚めメイ様》になってくれる。

形態が切り替わる能力は他のドリームメイトを要求するため、【ドリームメイト】専用能力といえる。

一応、【ドリームメイト】でないデッキにおいて素出し《眠りの森のメイ様》は、1コスト小さい[1]《魂の大番長「四つ牙」》と同等である。ただし、その運用では出たのを見てから《ドンドン吸い込むナウ》《デュエマの鬼!キクチ師範代》などが間に合ってしまう。また、《超次元フェアリー・ホール》ならば、返しに除去やメタカードを飛ばされても最低限1マナ分のブーストは残るが、素出し《眠りの森のメイ様》では何も残らない。
汎用性が大きく減じていることは否めないので、採用を検討する場合は4コストというマナカーブと、バトルゾーンにクリーチャーが残るため《母なる大地》とのシナジーは残っている点、《お目覚めメイ様》を1コストで召喚できるので終盤に《母なる大地》や文明指定・ハンター指定の進化クリーチャーの種を即座に準備できる点を活かす事が必須となるだろう。

オラクルデッキでは、S・トリガーを踏むリスクなく用意できるタップクリーチャーとして使えなくもないか。《転々のサトリ ラシャ》とは味方の《策士のイザナイ ゾロスター》ごとタップしないで済む点で差別化も可能。ただし《眠りの森》状態のバリューを使えないのなら《開運うれぴーマネッキー》で事足りることは留意しておくこと。

一発芸のきらいはあるが、無条件で攻撃を中止できる点からアタックトリガーのクロスギアをクロスすればシールドブレイクのリスクを負わずにその効果を発動できる。

山札の中では《眠りの森のメイ様》のコストを参照する。ドリームメイトガチンコ・ジャッジ能力を持つカードもいるため、平均コストの底上げ目的のデザインでもあるのだろう。

DMPP-26期では、TCGと同じく《お目覚めメイ様》を自然の1マナクリーチャーとして【ベアフガン】に採用される。

  • 《眠りの森のメイ様》側のコスト踏み倒しできるカードの種類が若干変更されている。具体的には、進化ドリームメイトは出そうとすることができなくなり、強制でマナゾーンに置かれる。普通に使う限りにおいてはマナブーストよりもコスト踏み倒しの方が強力な効果であるため、コスト踏み倒しができなくなったことはナーフの側面が強い。
    • 進化ドリームメイトがめくれた場合、TCGのテキストは「出すか、出さずに山札の上に戻す」の二択である。もし《眠りの森のメイ様》以外のドリームメイトがない場合は、コスト踏み倒しの代償に《眠りの森のメイ様》を捨てることになるためコスト踏み倒しは選び難い選択肢となり、なんらアドバンテージが得られない後者を選ばずを得ないケースも出てくるだろう。
    • デュエプレのテキストは、上記の盤面のケースでもマナ加速になってくれるため無駄が少ない。ただし、そもそも(ナーフ後の)現行の能力でバトルゾーンに《眠りの森のメイ様》以外のドリームメイトがない状況が比較的珍しい。

使用時の弱点および対戦時の対策

《お目覚めメイ様》の変身はサボタージュ能力なので、後攻でもコスト1ブロッカーを立てれば2ターン目の《眠りの森のメイ様》着地を防げる。【リキッド・ピープル】なら《アクア・ガード》を無理なく採用できる。

踏み倒しを利用したエクストラウィンorビートダウンプランにも、置きマナ加速運用にも、《デュエマの鬼!キクチ師範代》が刺さる。

エクストラウィンを狙うデッキだと《猛烈隊長バンジョー》などの小型ドリームメイトが多くなるが、コスト3以下は《温泉 湯あたり地獄》、パワー3000以下は《ボルシャック・スーパーヒーロー》で一掃される。

《眠りの森のメイ様》としてバトルゾーンにある間は、対戦相手のターン中に1体でもドリームメイトを除去されると永遠に《お目覚めメイ様》になれない。
状況によっては《お目覚め》でのエクストラウィンを無理に狙わず、横並びさせたドリームメイトで殴り切ってしまうのも視野に入れよう。
ただ、ワンショット以外ならドリームメイトのS・トリガー獣を採用していれば、除去された部分を埋めることで自分のターン開始時に7体いる状態にできる可能性はある。

エクストラウィンのために、《お目覚めメイ様》の状態で場に出しておくという方法。
除去されずにアンタップ状態で《お目覚めメイ様》の召喚酔いが消えた際に、別にシステムクリーチャーとして出ていた《眠りの森》があればターン開始時踏み倒し、メインステップの召喚で7体達成を狙え、揃えられれば条件を満たせる。(参考:TCG版でカードの移動を伴う置換効果が同時に複数あったときの処理
また、《お目覚め》面になるかの判定はアンタップする際に1体ずつ行う。そのため、ターン開始時に場のドリームメイトが6体で、その内タップした《眠りの森》が2体いるなら、1体目の効果でドリームメイトを踏み倒せれば2体目は《お目覚め》になれる。

Ver.3.4.0まで

眠りの森のメイ様 SR 自然文明 (4)
クリーチャー:ドリームメイト 5000
このクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。
このクリーチャーをアンタップする時、自分のドリームメイトが7体あるなら、このクリーチャーは《お目覚めメイ様》になりアンタップする。ないなら、アンタップするかわりに自分の山札の上から1枚目を公開する。それが進化でないドリームメイトであれば、バトルゾーンに出してもよい。それ以外であれば、自分のマナゾーンに置く。
(このカードは《お目覚めメイ様》として召喚してもよい)
お目覚めメイ様 SR 自然文明 (1)
クリーチャー:ドリームメイト/ハンター 1000
相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、自分のドリームメイトが7体あれば、自分はゲームに勝つ。なければ、その攻撃を中止し、このクリーチャーは《眠りの森のメイ様》になる。

《お目覚めメイ様》が《眠りの森のメイ様》になる条件でドリームメイトの数が問われていなかった。
これにより、1ターン目に召喚できれば、2ターン目中に《眠りの森のメイ様》になるということが非ドリームメイトデッキでも容易だった[2]

《お目覚めメイ様》面のサボタージュ能力は、条件を満たせばTCG版と同様に特殊勝利できるが、満たせない場合は《眠りの森のメイ様》になる。
攻撃する時にタップすることから、1ターン目に《お目覚めメイ様》の面を出せば、最速3ターン目から《眠りの森のメイ様》の「アンタップするかわり」の能力が使える。

とりわけ環境で猛威を振るった運用は、2ターン目に置きマナブーストを設置できるということ。
それだけではなく、このカードと何らかのコスト2ブースト札の2枚が揃っていれば最速で3ターン目のメインステップに5マナ支払える状態になる。デュエプレよりカードプールの広いTCGでも3ターン目にコスト5のプレイをするのは容易ではなく、インフレの進んだTCGで実現できないプランをデュエプレのカードプールだけで実現可能にしていると書けばカードパワーの高さが窺える。登場時のデュエプレ環境がビッグマナ推しであることも相まって非常に強力だった。
Ver.3.4.0期にはあらゆるビッグマナが《フェアリー・ライフ》《ピクシー・ライフ》《母なる大地》と同時採用し、16枚体制としていたと言って良かった。

+  参考:TCGで3ターン目にコスト5のプレイをするプランの例

パワーも5000あるため、2ターン目時点では火力など軽量除去では対処しにくいこともヘイトを集めた原因である。

  • 開発者インタビューでは、ドリームメイトサポートを度外視したマナ加速エンジンとしての利用も想定したうえでデザインされたことが明かされた。運営のテストプレイでは、うまく回った場合とそうでない場合のムラが大きい運ゲーデッキの域を超えない、という評価だったが、プレイヤーによって構築されたデッキは運営の想定を超えて安定性の高いデッキとなった。ただし、これを搭載したデッキの勝率自体が飛びぬけて高いということもなく、能力調整の発表でも、使用率に重きを置いて説明されていた。
    • この勝率に落ち着いていた背景に、後攻でも有効に機能するコスト1ブロッカーを構築をゆがめずに採用できる【リキッド・ピープル】の存在があった。

その他

  • バトルゾーン以外では《眠りの森のメイ様》であるため、《番長大号令》で手札に加えることはできない。
  • 「アンタップする時」のテキストを持つカードとして《天斬の悪魔龍 ジュランデス》も存在する。バトルゾーンでの並び順に依存せず、《眠りの森のメイ様》のマナブーストORコスト踏み倒し→《天斬の悪魔龍 ジュランデス》の山札回復の順で処理される。
    • 並び順に依存しないということは《ジュランデス》の述べる「〜する時」が、実際には「アンタップした時」の誘発型能力の可能性がある[4]。その場合だとタイミングが違うので並び順の影響を受けないのは必然。
  • 可読性の観点からか、「かわりに~」と「それが進化でないドリームメイトであれば、バトルゾーンに出してもよい」が句点により分かれているが、後者も置換効果に含まれる。したがって、相手の《聖鎧亜キング・アルカディアス》が出ていても、山札の上の単色ドリームメイトを踏み倒せる。
    • マナゾーンに置こうとするのを置換する能力はデュエプレに存在しないため、「それ以外であれば、自分のマナゾーンに置く」も置換効果に含まれるかは不明。
  • 開発中の先行プレイ動画ではカード処理が間違っていた。
    • 製品版では、カードの能力テキストは変更されず「このクリーチャーをバトルゾーンに出しますか?(出さない場合山札の上に置かれます)」と処理のほうが直っている。
      +  '先行プレイ動画中の処理詳細

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


[1] 《超次元フェアリー・ホール》から出すことを想定
[2] ただし、ナーフ後においても、2枚以上《眠りの森のメイ様》を採用し、1ターン目と2ターン目に続けざまに《お目覚めメイ様》を召喚できた場合のみ、2ターン目に《眠りの森のメイ様》を設置できる。また、《大冒犬ヤッタルワン》等、非【ドリームメイト】でも採用しうる他のコスト2ドリームメイトを採用していればそれも頭数に含められる。
[3] 《星龍パーフェクト・アース》などでS・トリガー能力でコストを支払わずに「召喚」すれば、ゴッド・カードのように召喚時に選択できる。
[4] アタックトリガーシンカパワーと、「〜する時」型の誘発型能力はデュエマに存在する。