《ゾンビポンの(すけ)

ゾンビポンの助 P(C) 無色[ジョーカーズ] (0)
クリーチャー:ジョーカーズ -5000
(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
※2026年8月10日付けで殿堂入り

DMEX-08で登場したジョーカーズ

無色かつマナコストが0なので、コストを支払わずに召喚できる反面、素でパワーが0以下かつパワーを1以上に上昇させる能力も持たないため出した瞬間即座に破壊されてしまうというデザイン。

「ノーコストで召喚でき、自動で自壊する」という性質により、「pig疑似付与の活用」「召喚でトリガーする能力とのコンボ」「墓地肥やし」など、様々な用途で活躍が見込める。その組み合わせ次第では凶悪なコンボを起動できるクリーチャーにも化けるため、決してネタカードの一言では片付けられないスペックではある。

《救済のサトリ ミルク》がバトルゾーンにいれば、破壊されるこのクリーチャーを手札に戻して無限に召喚することができる。この状況は《虹速 ザ・ヴェルデ》などの5色カード《五連の精霊オファニス》を用意することでも再現できる。この時、バトルゾーンに「自分の(他の)クリーチャーがバトルゾーンに出た時」にトリガーする能力を持ったクリーチャーがいれば、その能力を何度も使うことができる。
例えば《雷鳴の守護者ミスト・リエス》と組み合わせて好きなだけカードを引くことができる。
また《音奏 ジュリドゥ》《魚籠びっくん》がいれば、超GRが空になるまでGR召喚できる。cip自壊するGRクリーチャーを入れておけば、無限ループもたやすく行える。

コスト0で自壊するため、《破壊の儀》《手札の儀》《墓地の儀》の条件達成に貢献してくれるほか、《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》《死神の魔龍虫ビャハ》メテオバーンの弾補充にも使える。ノーコストで手札を減らせる面も持つため、上手くいけば1ターン目から《“轟轟轟”ブランド》を呼び出すことも可能。

類似カード

同じく、[無色(0)]でパワー0以下のクリーチャーには《夢幻なる零龍》《試作品 クロコギア》も存在する。

このうち《ゾンビポンの助》だけが殿堂入りしている理由は、このクリーチャーがバニラだからの一点である。(テキストに注釈文しか書かれてないカードは、能力を持っている扱いにはならない。)

コスト1にはバニラサポートをする《アクア・ティーチャー》が存在しており、《空神のD ドッコイ》が登場する前から無限ドローループをする最速ターンが極めて短かった。
《友情の誓い》(+見せる用の多色カード)+《五連の精霊オファニス》で最速1ターン目にはモヤシ化要員が準備できるため、ここにアンタップ多色水マナ、《アクア・ティーチャー》、《ゾンビポンの助》まで揃う奇跡的な初手5枚ならば1ターン目から無限ドローができてしまう。

《ゾンビポンの助》を除外して似た機構を狙うには最低《夢幻なる零龍》+(《リップ・ウォッピー》or《エンドラ・パッピー》or《パロッタ・夜・ミエッピ》いずれか)が必要となるため、《アクア・ティーチャー》よりざっくり2ターンは始動が遅くなる。

ルール

  • 《凶星王ダーク・ヒドラ》がバトルゾーンにあれば、このクリーチャーがバトルゾーンに出てすぐに自壊しても《ダーク・ヒドラ》の能力ですぐに回収できる。
  • このクリーチャーがパンプアップはされずに耐性が付いている状態で、割り振り火力の効果で対象に選ばれた時は、パワー0として参照される。(総合ルール108.1b)

暫定回答なし

環境において

《五連の精霊オファニス》との組み合わせでループが可能なことは初期から知られていたが、環境で活躍するほどではなかった。《友情の誓い》を考慮しても基本的に【4色ドッカンデイヤー】【ヨミジループ】の方がコンボ要求値が低かった。

DMEX-12《エンドレス・フローズン・カーニバル》《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を獲得して再評価された。当時のルールでは《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》ロック中でもクリーチャーを召喚でき、《アクア・ティーチャー》の「カードに能力が書かれていないクリーチャーを召喚した時」の能力が誘発していた。
同時期殿堂レギュレーション改訂で競合の【ヨミジループ】が消滅する追い風もあった。

2021年3月には上記のコンボを利用した【ゾンビパルテノンループ】が非公認大会で優勝した。この頃の【ゾンビパルテノンループ】【ロマノフシャコガイル】に有利、【オカルトアンダケイン】に微有利がつき非常に立ち位置が良かった。

しかし、2021年4月にクリーチャーを出せない状況では召喚もできないというルールが発表されたためこのデッキは消滅。【モヤシ化ゾンビループ】で細々と使われるカードに戻った。

カードプールの拡充に伴い、コンボの選択肢も増えていった。アビス・レボリューション環境では【シラズソンクン】王道篇環境では【オボロピザCOMPLEX】が開発され、それぞれCSなどで活躍。
当時は《試作品 クロコギア》などと枚数を散らされ、墳墓避けブラフに有効活用されていた。

DM26-RP1期には【ドッコイループ】が成立。「DMGP2026-1st」Day2でベスト64に残ったことを皮切りに、逆札篇環境 (オリジナル)トップメタに君臨した。

2026年8月10日に殿堂入りした。奇しくもDM23-EX2フレーバーテキストを体現することとなった。

殿堂入り前の【ドッコイループ】の問題点は以下。

直前に《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》という時間切れを引き起こしやすいフィニッシャーがそれぞれ殿堂入りとプレミアム殿堂に指定されているため、このカードも時間制限との相性が重く見られたという説には説得力がある。

その他

  • 初の素のパワーが0未満で、かつ《零龍》以来のコスト0のクリーチャーである。メインデッキに投入可能なものとしては初。上述の通り、他のパワー低下系のカードにも挿入されていた「パワー0以下で破壊される」という旨の注釈文が書かれている。
  • バニラの殿堂入りはデュエマ史上初。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMEX-08
    ゾンビよのぅ~ ― ゾンビポンの助
  • DM23-EX2
    0マナだけどパワーがマイナスだからバトルゾーンに残せない……だから意味がない!?「今までのカードにできなかった効果」をもっているカードはいつだって新たなコンボを生み出し、新たなデュエキングを生み出す可能性がある!!

収録セット

参考


公式Q&A

  • カード特性について

Q.バトルゾーンに自分の《イッスン・スモールワールド》のみがいる時に、相手が《ゾンビポンの助》をバトルゾーンに出しました。《ゾンビポンの助》のパワーは-5000ですが、《イッスン・スモールワールド》は自身の能力によってパワーが0以下になり、破壊されてしまいますか?
A.はい、破壊されます。《ゾンビポンの助》が出た場合、《イッスン・スモールワールド》はパワーが-5000されて破壊されます。
引用元(2020.6.26)

※編集者注:《イッスン・スモールワールド》は「カードに書かれたパワー」を参照するため、上述の総合ルール108.1bは適用されないと考えられる。

Q.《フィーバー・ナッツ》がバトルゾーンにいる状況で、《夢幻なる零龍》を召喚する場合、支払うマナコストは1ですか?
類似例:《ゾンビポンの助》
A.はい、支払うコストは1です。元のコストが0であるカードを使用する場合でも、コストを軽減する効果は適用されます。
《フィーバー・ナッツ》が適用されるので、コストを1支払う必要があります。
引用元(2021.10.22)


[1] 《イッツ・ショータイム》を唱えて、相手が手札にクリーチャーを持っていなかった場合、「コスト0のクリーチャーを出した」ことにして、自分はコスト0以上であるクリーチャーを召喚できる注釈文に基づく推測