《オヴ・シディア》

オヴ・シディア MAS 光文明 (8)
クリーチャー:メタリカ 13500
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーの数と同じ枚数、自分の山札の上からカードを表向きにしてもよい。その中から、コスト6以下のメタリカをすべてタップ状態でバトルゾーンに出し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
マスター・ラビリンス:このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドまたはクリーチャーの数が相手より多ければ、自分の手札をすべて、それぞれ新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置いてもよい。

DMRP-02で登場したメタリカ

cipバトルゾーンにある相手のクリーチャーの数と同じ枚数、自分の山札の上からカード表向きにしその中からコスト6以下のメタリカをすべてタップ状態でバトルゾーンに出せマスター・ラビリンスで自分の手札をすべてシールドにできる能力を持つ。

一見、相手に依存する不安定な能力だが、このカードの真価はラビリンス能力の弱点である「相手より優位に立っていればその優位性を維持し続けられるが、相手に優位性を奪われるとそのままジリ貧になってしまう」という特性をカバーできる点にある。

cipによりクリーチャーの数を増やすだけでなく、マスター・ラビリンスによりシールドの回復を同時に行う事で、止められたラビリンスを再度発動させて再び有利に立ち回る事が可能となるのである。

もちろん、こちらが優位性を維持している状態で相手がクリーチャーを大量展開してきた場合には、勝利を確実にするダメ押しとして有効に働く。

ただしマスター・ラビリンスアタックトリガーであること、そして何より手札を全てシールドにしなければならないという不器用な点が気になる。そもそも発動条件に制限がついている(かなり緩いとはいえ)のも厳しい。自身が数的アドバンテージを得ている状況でこの効果が発動しても、場合によっては唯のオーバーキルになりかねない。
せっかくのマスター能力だが、こちらの方がおまけと考えた方がいいだろう。任意能力なのでそこは安心するといい。

  • 漫画版およびアニメ版デュエル・マスターズ(2017)では、キラ切り札にしてマスターカードとして登場。
    アニメ版では第9話のボルツ戦から使用された。
  • 見た目からして不気味な雰囲気が漂うクリーチャーではあるが、アニメ第14話から第26話まで使用されたエンディングテーマ「嗚呼、夢神輿」の映像では《ジョルジュ・バタイユ》の傍でモジモジしているという可愛らしい面も見せた。

デュエル・マスターズ プレイスでは

オヴ・シディア MAS 光文明 (8)
クリーチャー:メタリカ 13500+
T・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中からコスト6以下のメタリカを2枚までタップしてバトルゾーンに出す。残りをランダムな順番で山札の一番下に置く。
マスター・ラビリンス:攻撃する時、自分の、シールドまたはクリーチャーの数が相手より多ければ、自分の手札を好きな数シールド化する。そのターン、こうしてシールド化した手札1枚につき自分のメタリカすべてのパワーを+3000し、「パワード・ブレイカー」を与える。

DMPP-31で実装。

cipの公開する数は6枚固定となり、踏み倒せる数は2枚までに変更された。
マスター・ラビリンスシールド化する手札を取捨選択できるようになり、こうしてシールド化した分だけ自分のメタリカをパンプアップしてパワード・ブレイカー付与するように変更された。

DMPP-31実装を機にウィニー重用デッキが流行した影響で除去があちこちで飛ぶようになったため、変にフィニッシャーワンショットに拘ると結局勝率が悪くなるデッキも多くなった。彼が率いる【白単メタリカ】も例外ではなく、彼に拘らずに攻撃曲げブロッカーでの防御を駆使しつつ少しずつブレイクし、ある程度シールドを削ってから総攻撃するという方針が必要になるのかもしれない。
とはいえメタとデッキとしての強さの両立という点で一番の勝ち馬であるため、2025年6月中旬頃には環境のトップメタに君臨している。

  • 1枚もシールド化しなかったとしてもパワード・ブレイカー付与は適用される。
  • 自分のシールドが10ある場合はマスター・ラビリンスシールド化する手札を選べなくなる。ただし、仮に選べたとしてもパンプアップ効果に際して数えるのは「こうしてシールド化した手札」であるため、シールド化できず墓地に置かれたカードは数えられない。そのためこの挙動の意味合いとしては手札を擬似ディスカードできない程度である。
  • 自分のシールドが10あり、相手の任意の被アタックトリガー効果持ちエレメントがある状況で《オヴ・シディア》が攻撃する時の挙動に不具合が存在する。
    具体的には、相手が被アタックトリガーの効果を使用する時、かわりにシールド化される。シールド化されるカードは被アタックトリガー効果持ちエレメントがクリーチャーならそのクリーチャー自身が、それ以外ならデッキ内でデュエプレへの実装順が最も早いカードになる。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMPP-31DMPD-12
    我こそは正義のマスター。汝の正義で照らせ。──オヴ・シディア
  • DMPP-31(Sec)
    隻眼の王、オヴ・シディア。自らの正義を信じ、それに反するものに制裁を加える。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考