サファイア・シュタイン
背景ストーリーに登場する人物。
《サファイア・ウィズダム》と《サファイア・ミスティ》の間に生まれた三兄弟の長女。兄に《サファイア・バンキッシュ》(バンキシー)、弟に《サファイア・ペンダット》が存在する。
カードによっては《ウィズダム・シュタイン》名義となっているがが後述する事情故の通り名であり、本名は項目名通り「サファイア・シュタイン」。
戦いのない世界を望み、平和と停滞を愛する性格[1]。
《シャングリラ》[2]の思想に敬意を称しており、平和と停滞を手にした世界が新たに語られる事がないよう監視している[3]。
セレス世界では、水晶の華を解放し自由を得ようとする《「俺獅」の頂天 ライオネル》達を妨害しようとする等、平和と停滞を乱そうとする者が現れれば世界への干渉も辞さない。
また、新章世界に対しても完結した物語がこれ以上動かないように一定の干渉を行っているが、新章世界の住人からは干渉を察知されている。
そもそも新章世界は新章デュエル・マスターズの開始時点で「ドラゴンの滅亡によって平和と停滞が訪れた世界」であったため、ジョーカーズの登場によって終わったはずの物語が再度動かされたことを苦々しく思っているという。
- DM24-BD6では《ウィズダム・シュタイン》名義で呼称されていたが、これは上位存在として《バンキッシュ》や《ペンダット》と同種の扱いをされることを嫌い、超獣世界に干渉する際に表向きは父の名を借りて「ウィズダム・シュタイン」を名乗っているためである。また、超獣世界の住人から二人と同一視されない為に、表向きには「あんた」と呼び他人のフリをしているとのこと。
- 兄弟である《バンキッシュ》や《ペンダット》に関しては、前者は争いを引き起こそうとする為、後者は嘘で混乱を齎そうとする為に思想面で対立している。
- 反面、《バンキッシュ》を「バン兄」と呼んで慕い、《ペンダット》のことも猫かわいがりしている等、家族仲自体は良好。
- かつては「新たな火種を作る《バンキッシュ》を憎み、嘘で混乱を起こす《ペンダット》を疎んでいる」とだけ説明されていた。設定変更なのか、あくまで思想に限った話だったのかは不明。
ただし、偽名を名乗る際に12のプログラムによって数百万年に渡る戦いを起こした前科のある父親の名を借りている点を踏まえると、設定変更の有無に問わず元から家族愛が強いキャラクター性なのだと考えられる。『デュエル・マスターズGT2 -Gate of the Teleport-』でも父親すら支配できると語る《キング・ロマノフ》に対して「父を侮辱するな」と激昂していた。
- 《シャングリラ》や自身の美学、超獣世界の歴史の話になると巻き物を読み上げてまで長々と持論を熱弁する癖があり、《ミロク》に話を打ち切られると激昂していた。兄の《バンキッシュ》は「ヒステリックで歴史的な妹」と評している。
また、先の「何故わざわざパンドラを攻撃したのか」に対するアンサーも一部語っている。
以下は『デュエル・マスターズGT2 -Gate of the Teleport-』で描写されたその内容である。《シュタイン》の体で隠れて読み取れない部分は□□□、文脈から推測できる内容は()で表している。
□□□の長さは実際はまちまちなのは注意されたし。
また、原文にはないがここでは都度改行を入れている。
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| | 長文
| 苦しかったり悲しかったりしない方が本当はいいに決まっ□□□(てますわ)戦いがなくなった終わった世界を眺めて、かつてあった物語を噛みしめる。
それだ□□□(けで充分/満足/正解ですの)よ。
みんなそれがわからないからなんか新しい物語を、とかアナザースト□□□(ーリー)□□□(をとか求め出す/言い出す/欲っ)すんですのよ。
その辺、シャングリラはわかっているんですの。
だって、□□□(すべて/すべての争いを終わり)にするんですのよ?
そりゃ、もう、ワタクシの理想がそこにあると言っても□□□(過言ではないですの)
だから、ワタクシはあの時、フィオナの森でシャングリラが生まれたとき□□□(ワタクシの美意識を捨ててでも?)、世界のすべてをシャングリラの理想の世界にすることこそがワタクシ(の役目だと思ったんですの)□□□(話がパンドラからずれ)てるって思ってるんじゃないですの?これはずれてないですのよ□□□(パンドラの話/この件はむしろ?)シャングリラの話につながるといっても過言ではないですの。
世界□□□(を眺める/監視する/観賞するワタクシ)たちと同等以上の存在になれた唯一の存在、それが□□□(た)めなら物語を動かしてもしょうがないと考えさせた□□□シャングリラが世界をゼロにするために必要なものは□□□(パンドラの破壊?だと)ワタクシはレディオとグレートに提案しましたの。パン(ドラ)□□□(とはここで話がつながりますわね)。
理由は大きく分けてみっつですのね。
ひとつ(は)□□□を疎ましく思っていたからパンドラ王家が生ま□□□(れたときからメカスタシオンを)送り込んでいたんですの。
世間ではアンノウンと□□□(呼ばれてますわ)よね。
なんせ、ワタクシが自分から動くつもりは□□□(基本ないに)決まってますの。
わざわざ自分の眷属の正体を(晒して自意)□□□識を物語に出すのはよくないってワタクシは□□□(世界に/歴史に)も失礼だと思うんですの……ってこの話はさ(っきしましたのね)□□□(話を反復してしまう)のはワタクシの悪いクセですの。で、□□□(今はパンドラ)・スペースの話ですのね。
で、ふたつめはや(はり)□□□(特異?)点となっていることが大きいんですのよ。
パ(ンドラ・スペースはフィオナから超次元に)切り離されていたある意味ではどこでもない□□□なんですのよ。
ほら、シャングリラって□□□(あ)の形のシャングリラは生まれてこ(なかった)□□□ぁ、ワタクシよりも世界に詳し□□□に語るのは辞めてもらい□□□
偉そうに世界がどう□□□(とか言い出すんで)すの?ワタクシ□□□からずっと見てき□□□
(まっ)たく……あ、わか□□□付かない女だと思□□□はわかっているけ(ど)□□□
とにかく、複数の(世界に存在している)□□□シャングリラとゼニ(ス)□□□解釈違いのシャングリラを□□□ワタクシはそういう義務感と□□□それだけの責任感を持ってる□□□たいな後付けみたいな考えでと□□□ながらも世界に干渉しないよう□□□
あー、わかってますわかって□□□のよそういうのは。
(ガーディアンという?)種□□□(族の矛盾の?)ためにシャングリラとなっ□□□たか□□□が正しいし、素晴らしいし、美しいと□□□考□□□ものとしてはできるだけ美しいほうがいいと□□□パンドラ・スペースじゃないですの。
わからない?□□□ね。
ワタクシの思い描いていた素晴らしい(エンディングはパンドラ・スペースが)□□□(フィ)オナに統合されるってエンディングだったん(ですの。)□□□(終わりの素晴らしさが?)わからない貴方がたには一生わからないでしょ□□□(うねこのエンデ)ィング、そもそも、それを壊されたのもワタクシ□□□怒るのもワタクシの主義に反するし、それ□□□てあげてるだけですのよ?
なのに、アンタら□□□(が終わった世界をぶり/取り)返していくから、じゃあ、それを守らなきゃ□□□(いけなくなって)貴方がたのせいでワタクシはこんなにやり(たくない争いをさせられているんだとわか)ってますの?
そう、ワタクシは守ってあげてるっ□□□(つてるんですの。)(理想)のエンディングじゃなかったけど、それでも美□□□(しく終わった)それを守ってあげようと、そう考えて今、こ□□□(うやってやって来てるんですの。昔)は(今)ほど超獣世界に干渉するべきではないと考えていたから、ワ(タクシの眷属たちは基本的に)□□□(超獣世界)に行かせなかったけど、それが間違いだっ(たっていいま)すの?
□□□(私が積極的に物語に干渉す?)るわけがないって何度言わせるんですの?
そりゃ(ワタクシ)の□□□(力/技術/眷属で)(パンドラ・ス)ペースの壁をぶち壊していれば、そうすればあっと□□□(いう間に物語が終)る…
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- さらに、単行本カバー裏では上記を含む彼女の熱弁全文が明記され、より彼女の思想、エピソード1の舞台裏が詳細に明らかとなった。
天ぷらは塩派らしいことも明らかとなった。
なお、以下の全文は実際の紙面に従って改行し、見切れている文頭、文末は文脈と見切れた文字から補っている。
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| | 単行本表面
| そもそも、ワタクシはパンドラ・スペースの存在自体が蛇足だと思っているんですのよ。お父様の叡智の中で統べられた超獣世界をお母様が書き残す、
そしてワタクシがそれを読んでいる、 それだけでよかったはずですのよ。なのに、あのオリジンの奴らが......ってこれはちょっと全然関係ない話でしたわ。
どうしてもヒストリーの話になってしまうと脱線してしまうのがワタクシの悪いクセですのね。とにかく世界が5つの文明に分かれたって所まではワタク
シも歴史の一部として認めざるを得ない所なのは理解していますのよ。ただ、その五文明から取り残された異空間としてのパンドラ・スペース、それって
本当に必要だったんですの?ワタクシはそもそもそこから納得してないんですの。多くの世界が存在していることはワタクシたち一族からすればそりゃ当
たり前なくらいに当たり前ですの、お父様から幼い時から叡智の英才教育を受けていますからね。あっと、パンドラ・スペースじゃなくてワタクシの話にな
ってしまいました、これは申し訳ないですわ。必要なのはワタクシの話じゃなくてパンドラ・スペースの話ですものね。あくまでもワタクシは世界という物語
を甘美に耽美に徹頭徹尾傍観する存在であり続けようとしているんですし、その辺はアイツ[7]やペン坊とは一緒にしないでほしいんですの。アイツらみた
いに自分から物語の登場人物になろうとするのはおこがましい、物語の中に自我を出すのは読者に対して失礼ですのよ。ですから、あくまでもワタクシ
は読者という立場で、あくまで解釈という範囲でしか物語を楽しんでいないんですの。でも、物語を楽しんで、ワタクシが解釈するのは自由だし、その解
釈はワタクシのものですわよね?だから、物語が再開したら、ワタクシの解釈と違う物語が始まっちゃうかもしれないじゃないですの?そしたら、ワタクシの
解釈が間違っていたってことになりますよね? それっておかしくないですの?だって、叡智の娘として生まれ育ったワタクシの解釈が間違えているわけな
んてないじゃないですの?ってことは、続こうとしている物語がおかしいんですのよ。じゃあ、なんで貴方たちは新たな物語を作ろうとするんですの?ワタク
シを間違えにしてまで?情熱?未来?自由?闘争?そんなもののためにワタクシの解釈が間違いになることなんて許されるわけないんですのよ。特に、闘争。
なんでそんなもののためにワタクシの楽しんでいた物語が違うものになってしまうんですの?そんなこと、許されるわけない、ここまではわかりますのよね?
わかりません?ん?あ、そうでしたのね、そうそう、忘れてましたの、そういえばパンドラ・スペースの話でしたのね。 もう、ヒストリーの話もそうですけど、なに
せいつもいつも平和とワタクシの解釈を破壊しようとする輩が増えすぎて、ワタクシも最近忙しくてちょっとは文句も言いたくはなるんですのよ。で、パ
ンドラ・スペースの物語ね。とにかく、ワタクシはパンドラ・スペースなんて必要ない、もう少し言うと、せめて五文明から離れた世界ならちゃんと五文明か
ら離れた世界らしい姿になるべくだと考えていたんですのよ。ここまで言えばもうわかりますのよね? 五文明から離れた世界でちゃんとそうである存在、わ
かりますのよね?返事がない?わからない?わからないなんてことありますの?だって、もうここは答えはひとつじゃないですの。ほんとに?本当にわからない
んですの?そりゃ、ゼロ文明ですのよ、ゼロ文明。 五文明を離れるなら、もうゼロ文明になるという潔さが必要ですのよ。なんですの、むしろ五文明を融合
させたレインボーの力を極めようみたいなパンドラのスタイルは?そこから新しい世界を生み出そうとする?おこがましい。つまりはゼロ文明とシャングリラ
へと吸収されるべきだったんですのよ、パンドラは。そもそも、シャングリラの理想がどれだけ素晴らしいことかわかってますの?ほんとに?ほんとにわかって
ますの?超獣たちの戦いなんて、最後には何もなくなって語られなくなればいいんですのよ。戦いが生み出す苦しみや悲しみが物語を創る?そんなのは
戯言ですの。苦しかったり悲しかったりしない方が本当はいいに決まってるじゃないですの。戦いがなくなった終わった世界を眺めて、かつてあった物語
をかみしめる。それだけで本当は幸せなはずなんですのよ。みんなそれがわからないからなんか新しい物語を、とかアナザーストーリーをとか余計なことを
いいだすんですのよ。その辺、シャングリラはわかっているんですの。だって、世界のすべてを終わらせてゼロにするんですのよ? そりゃ、もう、ワタクシの
理想がそこにあると言っても過言ではないじゃないですの。だから、ワタクシはあの時、フィオナの森でシャングリラが生まれたときに思ったんですのよ。こ
れは、もう、世界のすべてをシャングリラの理想の世界にすることこそがワタクシの理想の世界だって。え?また話がずれてるって思ってるんじゃないです
の?これはずれてないですのよ。だって、ワタクシの話のすべては今やシャングリラの話につながるといっても過言ではないですの。世界が五つの文明
に分かれる前から生きていたワタクシたちと同等以上の存在になれた唯一の存在、それがシャングリラですの。このワタクシにシャングリラのためなら物
語を動かしてもしょうがないと考えさせただけでもすごいものですのよ。だから、ワタクシはシャングリラが世界をゼロにするために必要なものはなにかと、
ゼニスの皆様と相談しましたのよ。で、ワタクシはレディオとグレートに提案しましたの。 パンドラ・スペースからまずは取り込んでみてはいかがかしらと。理
由は大きく分けてみっつですのね。ひとつめは、そもそもワタクシは以前からパンドラ・スペースを疎ましく思っていたからパンドラ王家が生まれる前からワ
タクシの眷属たちをパンドラのある超次元に送り込んでいたんですの。世間ではアンノウンという名前で呼ばれているそうですけど、それはそうですのよ
ね。なんせ、ワタクシが自分から動くつもりは無かったから姿も正体も見せていなかったからアンノウンに決まってますの。わざわざ自分の眷属の正
体を世に出すなんて恥ずかしくてできないですのよ。そういう自意識を物語に出すのはよくないってワタクシは思ってますの。そういうのは読者
に失礼だし、 結局物語自体にも失礼だと思うんですの……ってこの話はさっきしましたわね。どうしても、この話になると熱くな
ってしまうのはワタクシの悪いクセですの。で、なんでしたっけ?あ、そうそう、シャングリラとバンドラ・スペースの話
ですのね。で、ふたつめは、やはりパンドラ・スペースというか超次元が複数の世界の交差点となっている
ことが大きいんですのよね。パンドラ・スペースは世界から、それこそフィオナからすらも切り離されたある意
味ではどこでもない世界になったことで、逆に多くの世界に行きやすい世界にはなっていたんです
のよ。ほら、シャングリラってどこの世界でも生まれる可能性はあるけど、なかなかワタクシの理想
の形のシャングリラは生まれてこないんですのよ、あ、これはあんまり皆さん知らないんでし
たっけ?まぁ、ワタクシよりも世界に詳しくないなら今後、シャングリラとか世界の仕組みに
ついてワタクシより偉そうに語るのは辞めてもらいたいものですのよ。実際、最
近は……例えばアカシックの兄の方みたいになーんか、偉そう
に世界がどうなってるとか外の世界がとか言
ってくる輩が出てきてるんですの
よ。
アレ、どうなんですの?ワ
タクシたちにどういう
つもりで語ってき
てるんです
の?こ
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| | 単行本裏面
| の世界のことも超獣たちのことも昔からずっと見てきて、愛でて眺めてきたワタクシたちのほうが知ってるに決まってるじゃないですの。まったく・・・・・・あ、
わかってますのよ、話が脱線してるのは。ワタクシが自分の話が脱線してるってことにも気が付かない女だと思ってるんですの?失礼ですのね?ワタクシ
だって自分が話が脱線していることくらいはわかっているけど、それ以上に貴方がたがわかってないから仕方ないじゃないですの。まぁ、いいですの。とに
かく、複数の世界には理想じゃないシャングリラがいてワタクシはそれも許せないと思っているから、シャングリラとゼニスにパンドラ・スペースとの壁を破
壊させた上で他の世界に向かわせてことごとく解釈違いのシャングリラを吸収して真のゼロ文明とシャングリラの美学を浸透させなければいけないと、
ワタクシはそういう義務感と責任感も持ってゼニスたちと接していましたのよ。貴方がたはこの世界に対してそれだけの責任感を持ってるんですの? そ
の場しのぎの思い付きで、なんかこれならいけそうだなーみたいな後付けみたいな考えでとりあえず動いてみるみたいな貴方がたに?解釈違いのシャン
グリラを見ながらも世界に干渉しないようにしようって心に決めて我慢してきたワタクシの気持ちがわかるんですの?あー、わかってますわかってます、わ
かってます!脱線してるって思ってるんでしょ?もう、いいですのよ、そういうのは。はいはい、みっつめの理由は、そりゃやっぱ、光文明を追い出された後は
フィオナを守るためにシャングリラとなったんだから、じゃあ、最初に手に入れるべきは当然パンドラ・スペースであるのが正しいし、素晴らしいし、美しいと
考えたんですのよ。そりゃ、ワタクシだって歴史と物語を愛するものとしてはできるだけ美しい方がいいと思ってはいるんですのよ。シャングリラといえば
そりゃパンドラ・スペースじゃないですの。わからない?わからないか。あー、まぁ、貴方がたにはわからないでしょうね。ワタクシの思い描いていた素晴らし
いエンディングは、シャングリラの元でパンドラ・スペースがフィオナに統合されるってエンディングだったんですのよ。まぁ、物語の美しさもワタクシの解
釈の崇高さもわからない貴方がたには一生わからないでしょうけどね。そう、エンディング。ワタクシの思い描いたエンディング。そもそも、それを壊された
のもワタクシは本当は怒ってるんですのよ?ただ、起こってしまった物語に怒るのもワタクシの主義に反するし、それをひっくり返すのもますますワタクシ
の主義に反するから我慢してあげてるだけですのよ?なのに、アンタらはこちらが我慢してるからって好き勝手どんどん話をひっくり返していくから、じゃ
あ、それを守らなきゃってワタクシもついに動かなきゃいけなくなったわけですのよ。貴方がたのせいでワタクシはこんなにやりたくもない戦いをやらなきゃ
いけないんですのよ?それがわかってますの?そう、ワタクシは守ってあげるって言ってるんですのよ、貴方がたの物語を。ワタクシの理想のエンディング
じゃなかったけど、それでも美しく素晴らしく終わってくれた物語だから、だからワタクシはそれを守ってあげようと、そう考えて今、こんなにがんばってるん
じゃないんですの?当時のワタクシは今ほど超獣世界に干渉するべきではないと考えていたから、ワタクシの眷属であるアンノウンには超獣世界に行か
せなかったけど、それが間違いだったっていうんですの?ワタクシが間違いだと?ワタクシが間違えているわけがないって何度言わせるんですの?そりゃ、
ワタクシの眷属たちがいきなり超獣世界とパンドラ・スペースの壁をぶち壊していれば、そうすればあっという間にゼニスたちと合流して、運命の双子が
生まれる隙さえ与えずにワタクシの求めるエンディングだった、シャングリラの元でフィオナとパンドラ・スペースの併合は成功していたに決まっているん
ですの。でも、それをワタクシはしなかった。だから、貴方がたには素晴らしい物語が残されたんだから、そもそもワタクシにもっと感謝するべきだし、今も、そ
の素晴らしい物語を守ろうとこんなに頑張っているワタクシに感謝の気持ちのひとかけらもないじゃないですの?だから、そりゃワタクシだって動き出すっ
てもんですのよ、それを貴方がたはワタクシが間違っているとでもいいたいんですの?お父様も面白そうだから頑張れって言ってくれてますのよ。ただ、そ
れでもワタクシは貴方がたの物語を素晴らしくて美しく終わった物語だと評価しているから、だから寛大な心で許してあげますの。直接ワタクシと眷属が
手を下せないから、ゾルゲにそこにいるプリン姫をさらって隠させ、そして母であるマザー・エイリアンのことも幽閉することでパンドラ王家に不穏な空気
を与えつつ、パンドラ王家には超次元の向こうの世界があることと、そこに輩がいることを伝え、ゼニスとも交流があったZ一族を利用することで双方から
超次元の壁を破壊させる、ここまでは完全に計画通りでしたの。ただ、自ら動かなかった以外での唯一のワタクシの誤算は、将来的にパンドラと合流さ
せるためにプリン姫をフィオナの森に隠していたことですのね。ここでプリン姫とリュウセイが出会ってしまった、これでワタクシのすべての計画が狂った
といっても過言ではないですの。そして、ここからはワタクシのまったく想像もしない物語になっていったんですの……でも、それが最高に美しく素晴らし
かったから、だからワタクシは貴方がたを高く評価してるんですのよ。マザーエイリアンを刃が見つけた、これももちろん予想外。でも、これもそれも全部リ
ュウセイとプリン姫が出会ってしまったことに対応を迫られていたからともいえるんですの。もちろん、ワタクシからしたらリュウセイなんて大したことのない
ドラゴンと言えるんですのよ。でも、それは戦った時の話ですの。一人寂しくたたずむプリン姫の元に駆けつけるリュウセイ、そのカッコよさ、あー、もう、こ
れがまず、この物語の原点にして頂点!リュウセイとプリン姫が出会い、そしてリュウセイがプリン姫に惹かれたことでパンドラを守る気持ちを強く持つ。
そして、プリン姫は力強いリュウセイと出会うだけでただただ優しいだけの姫ではなく、パンドラを守るための強さを見せつける。この関係性!そう、関係
性!みなさん、聞いてますの?この関係性がパンドラの物語のすべてですの。あー、もうね、ワタクシもこの二人の関係性に試合では負けたけど、この二人
の関係性に出会えたことで勝負には勝ったと言っても過言ではないですの。この関係性に負けてワタクシの計画が無くなるなら仕方ないかな、そう思っ
たし、だからこそ、ちゃんとシャングリラによってこのふたりにも美しい物語として終わってほしいとワタクシは思っていたし、実際そうなったじゃないです
の!貴方がたの物語は!もうね、戦い自体はいいんですのよ、リュウセイがプリン姫を助けたことでガイアールが来ちゃったからね。ガイアール来ちゃったら
終わりですのよ、もうね、パンドラ・スペースをフィオナに併合することなんてどうでもよくなったわけですのよ、ワタクシは。つまりね、ワタクシもプリン姫と
リュウセイの関係性のファンになっちゃったわけですの。ってことは、当然、もう、シャングリラとの直接対決を求める、これしかないですの。パンドラ・スペ
ースとゼニスたちが敵対関係になってしまった以上は平和な併合からのゼニスの前線基地としてのパンドラ・スペースの価値はなくなった。で、ま、ワタ
クシはもうこの段階では自分から手を下すことなく傍観者に徹するつもりでしたのよ。いってもシャングリラを信じてますから、ワタクシは。シャングリラがき
ちんとリュウセイとプリン姫を倒して、そして素晴らしい終わりにして、そのまま世界から語られるべきことをすべて失わせてくれると。そうすればワタクシは
いつまでもリュウセイとプリン姫の出会いという美しい物語をかみしめながら日々を穏やかに暮らしていけると思っていたんですのよ。でも、ワタクシのか
わいい眷属たちは、ワタクシのために一刻も早く物語を終わらせて振り返りに時間を使えるように、パンドラ・スペースを破壊し、そして邪魔なガイアール
を別世界へと送り出してくれたんですの。おかげでそこからはあっという間に話が進みましたのよね。普通に考えたらパンドラ王家は双子を元に力を蓄
えて、そしてゼニスと万全の態勢で戦えるようになっていたと思うんですの、でも、それってどんだけ長い物語ですの?もう、美しいエンディングが約束さ
れているんなら、余計な引き延ばしは野暮の野暮天、野暮天盛り合わせで塩っ辛い。ちなみにワタクシは天ぷらは塩派ですの。パンドラ・スペースが破
壊されたことで決戦は早まり、そしてワタクシの望まない続く物語を作り上げてしまう邪魔なガイアールを追い出したことで、一気にストーリーはエンディ
ングに向かうんですの。そして、ここ!やっぱ、プリン姫とリュウセイはわかってるんですの、なんと、リュウセイが記憶喪失でプリン姫から離れてしまう!二人
の関係性に盛り上がっている中で、なんと、離ればなれ!わかってる!素晴らしい!そして、双子も離ればなれ。いやー、ゼニスたちもわかってますの。ローゼ
スとはこの計画に向けて結構話したけど、もう、なかなか美しい物語に対するこだわりが強くて、いやー、やはり世界をすべて終わらせるなら、どう終わら
せるか、みたいなことをちゃんと考えている!ゼロだったライオネルが鬼丸に絆されてゼニスから裏切ったときばかりは、ワタクシもさすがに身を乗り
出してアンノウン全軍進撃させてやろうかとも思ったけど、そこも踏みとどまってよかったですのね。鬼丸はできるやつ。さすがプリン姫
の弟。もう、しっかりとライオネルとの関係性を積み上げて、でも、この関係性が積みあがれば積みあがるほど、シャングリラによる
終わりがさらに美しくなる。もうね、鬼丸はできるやつですのよ。戦いさえしなければ鬼丸はワタクシは大好きですのよ。とい
うか、鬼丸は結局、運命の影響で戦わされてるだけで戦っていただけで、本当は戦いなんかしたくなかった
んじゃないのかしら?ワタクシ、前から鬼丸本当は戦いたくない派ですのよ。多分、戦う状況じゃなかった
ら鬼丸はわかってる子だからきっとシャングリラとも仲良くしてくれていたはずですの。ライオネルがそ
そのかすからいけないとワタクシは思っているし、いまだにライオネルは許してないけど、鬼丸・ライオ
ネルの関係性はグッと来てしまうから寛大な心で許してますのよ。そして、鬼丸と修羅丸、プリン姫とり
ユウセイが登場というところで、ついに登場シャングリラ!もう、シャングリラが絶望的なほどな相手なのは
誰が見ても明らかですのよ。なんせ、無の象徴、シャングリラの前ではすべての戦いが無になるんだか
ら、戦い自体が発生しない、だから、倒すことだってできないんですのよ。一方のシャングリラは別に
鬼丸たちを倒す必要はないんですのよ、だって、戦いが無くなればいいんですもの。シャングリラの
前で永遠に戦いが始まりもしないし終わりもしない。そうなったらこの物語は終わり。さすがワタクシ
のシャングリラ!でも、鬼丸はできる子!まさか、ワタクシの想像以上のエンディングを持ってくるなん
て思わなかったんですのよ。プリン姫が自由の力でシャングリラから鬼丸を解放した時はどうしよう
かと思ったけど、ゼニスの力に目覚めていた鬼丸はわかってるから、ちゃんと世界をゼロにする。シ
ヤングリラと鬼丸・修羅丸が戦ってどっちも消える。これはさすがのワタクシもうなりましたのよ。たしか
にシャングリラの理想をかなえるなら、シャングリラ自体も消えるべき、これにはこのウィズダム・シュタインも汗
顔の至りでしたのよ。というわけで、こんな素晴らしい終わり方をしたのも、つまりは鬼丸・修羅丸とシャン
グリラの決戦が早まったから、ってことは、すべてはパンドラ・スペースが破壊されたから。そのパンドラ・
スペースを破壊[8]するなんて、せっかくシャングリラが本望として消滅したのにその教えを残そうとしたイ
ギー・スペシャルズとうちのペン坊みたいな蛇足ですのよ。そうそう、イギー・スペシャルズといえば……
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- 以上の長文から読み取るに、超獣世界の平和を維持したいというよりは父親の造った構造を監視することが生きがいの母親のように「停滞した/終わった世界を監視したい」いう感情で行動している様子。
- 上記の通り、上位存在の中でも、家族関係や思想、心理など内面の描写について特に細かく語られている。
- 「自分の興味の対象には苛烈な執着を見せる」というサファイア一家全員に見られる特徴は勿論、「家族への強い思い」や「世界への過度な干渉を避けようとするがいざとなったら強硬手段も辞さない」等母親と被る要素が多い。
- メタ的に考えると「彼女の勝利=物語の掘り下げの終了」であるため、使いやすい動機のヴィランとして設定されつつも描写される背景ストーリーでは彼女が勝利する展開がデュエル・マスターズのコンテンツが続く限り起きない可能性がある。
- 名前のシュタイン(Stein)はドイツ語で「石」「墓石」を指す。また、《沈黙の守護者、シュタイン》のフレーバーテキストが哲学者ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの発言からの借用であるため、こちらも元ネタの一つの可能性がある。
- 『「石」のネーミングは、《シャングリラ》と関係が深いトライストーンが由来ですか?』という質問には、公式の背景ストーリー解説動画では無回答。ただし彼女自身はトライストーンと強いつながりがあると述べられた[6]。
参考