【黒単ゼーロ】
黒単で組まれた《闇王ゼーロ》の専用デッキ。
| 闇王ゼーロ VR 闇文明 (8) |
| 呪文 |
| コストを支払うかわりに、自分の手札から闇のカードを3枚捨て、自分の闇のクリーチャーを3体破壊して、この呪文を唱えてもよい。 |
| 自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、闇のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。 |
| 困惑の影トラブル・アルケミスト R 闇文明 (2) |
| クリーチャー:ゴースト 3000 |
| このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにあるカードをすべて手札に戻す。 |
| ※殿堂入り |
| 逆転の影ガレック R 闇文明 (10) |
| クリーチャー:ゴースト 5000 |
| S・トリガー |
| このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
| ▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される) |
| ▶自分の山札の上から3枚を墓地に置く。 |
| ▶コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。 |
| ※殿堂入り |
主要カード
候補カード
フィニッシャー
環境において
入賞自体はDM23-RP4発売約1週間前のオリジナルで既に見かけられていた。そちらは2コスト初動シールド回収持ちとして《福腹人形コダマンマ》、《堕魔 ドゥンブレ》、《スプーン=ンプス》、《ヤット・パウル》の16枚体制とし、1コストクリーチャーを《不死帝の黒玉 ジェット》、《不蠍虫ガタドコサ・ワーム》、《ねじれる者ボーン・スライム》各4枚、《死手医 リンパ》1枚の13枚体制とすることで、3ターン目に安定して《闇王ゼーロ》を唱えられるようにした型であった。
因みに『超CSⅥ in群馬』にも【黒単ゼーロ】自体はベスト128進出者に残っている。
成立からしばらくは他のデッキカラーの【闇王ゼーロ】の劣化になりがちであった。
初期型はカードプールが発展途上であったため《罪無 ターボ兆》のような準バニラも普通に使われた。
しかし《ルピア&ガ:ナテハ》、《倍掘人形ニモドース》といった優秀な軽量級リソースクリーチャーが追加されるにつれて、準バニラはほとんど使われなくなった。
DM24-RP3で《逆転の影ガレック》を獲得し、【黒単ガレックゼーロ】が成立。黒単で組む明確な意義がこれによって生まれた。
2024年秋頃には既に《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》から《無量大龍 トゥリナーツァッチ》での勝利を狙う型が環境で確立されている。《無量大龍 トゥリナーツァッチ》型は無駄にドロー要員を採用しなくとも《無量大龍 トゥリナーツァッチ》自体が《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》のリアニメイトを誘発する置きドローとなるため、ここでも黒単で組む意義が生まれる。
同年11月頃には激増した【白黒赤ファイアー・バード】の《雷炎翔鎧バルピアレスク》への対策となる《秩序の意志》型の上位入賞が確認された。
2025年3月10日付で《困惑の影トラブル・アルケミスト》が殿堂入り。
これを機にしばらく《悪魔の契約》がリペアに使われた。
2025年3月末には、《ZEROの侵略 ブラックアウト》を純粋なカウンターでの頭数稼ぎに3枚採用した型の【黒単ゼーロ】を1面使用したチームが、オリジナルの63チーム参加の3人1チーム戦のチャンピオンシップで準優勝。
デッキの性質上、多色カードは3枚か、多くて4枚が限度。
珍しいパターンに、投入した多色が《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》《∞龍 ゲンムエンペラー》《聖魔連結王 ドルファディロム》《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》各1枚の計4枚のタイプが4月末に優勝。また、闇単色のカードに《超神星DOOM・ドラゲリオン》が3枚入っていた。
《真気楼と誠偽感の決断》が大流行すると《無量大龍 トゥリナーツァッチ》でフィニッシュできることが大きな利点となり、環境での存在感が増した。最速3ターンキル、安定4ターンキルのためそちらの手打ちを許しづらい上に、エクストラウィンの条件の関係上カウンターでの詠唱も防ぎやすい。
この《真気楼と誠偽感の決断》が大流行したDM25-RP1期には、【白黒赤ファイアー・バード】対策として《ザンジ変怪》が入るケースが見られるように。デッキのコマンド比率次第で用意に復帰されてしまいかねない《秩序の意志》と比べると、デッキ構築上復帰を原則許さない分だけ《ポッピ・冠・ラッキー》への刺さりが良い。
同時期に《シンクロ・デスサイズ》型も確認された。
2025年ゴールデンウィーク明けには、《超神星DOOM・ドラゲリオン》型に《魔の革命 デス・ザ・ロスト》が1枚投入されていた事例も報告された(オリジナル、92人参加、準優勝)。
また、《アロガント・アウェイン》3枚積みで《暗闇の裏闇市》1枚積み型も確認された(オリジナル、40人参加、4位)。《アロガント・アウェイン》は《逆転の影ガレック》での大量の山札からの墓地肥やしと大変相性が良く、勿論コスト3なのでリアニメイト対象にもなる。《暗闇の裏闇市》はノーコストで《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》のリアニメイトを発動でき、時間切れ対策のためにこれで一気にリアニメイトを発動するという手もあり、いざという時のための大量展開からのワンショットプランとも相性。
「DMGP2025‐1st」Day1(アドバンス)では【ゼーロ】括りでベスト128進出者中5人が使用。しかしベスト8は逃している。
2025年8月12日付で《逆転の影ガレック》が殿堂入り。ループコンボ自体のリペアは可能だが、防御札または安定性を大きく欠くこととなり、ループ型は環境から事実上消滅した。
【黒単ブラックホークゼーロ】
上記【黒単ゼーロ】の基盤に《逆転の影ガレック》に代わる踏み倒し先としてDM25-EX2で登場した《ブラック・ホーク》を採用したデッキ。
最速3ターン目から毎ターンオールハンデスを行うコントロール色の強いデッキとなっており、基本的には《零龍》をフィニッシャーとしたアドバンス構築となっている。
| ブラック・ホーク VR 闇文明 (9) |
| クリーチャー:スプリガン/マフィ・ギャング 13000 |
| T・ブレイカー |
| 各ターンの終わりに、各プレイヤーは自身の手札をすべて捨てる。 |
| 自分のターン中、自分の墓地からクリーチャーを召喚してもよい。 |
| 自分のクリーチャーが離れる時、かわりに山札の下に置く。 |
主要カード
候補カード
【黒単ゼーロ】のリストにないもののみ記載。
フィニッシャー
参考