炎氷渦と鎮魂禍の決断(パーフェクト・ヴォルテックス)

炎氷渦と鎮魂禍の決断 SR 水/闇/火文明 (6)
呪文
自分の墓地にカードが6枚以上あれば、この呪文を[水/闇/火(4)]支払って唱えてもよい。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶自分の手札をすべて捨て、その枚数より1枚多くカードを引く。
▶相手のエレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。
▶コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与え、このターンの終わりに破壊する。

DM25-RP2で登場した//呪文

墓地にカードが6枚以上あれば2コスト軽減されるパーフェクト呪文代替コストであるため、《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》に阻害されない。
モードで、手札を全ディスカードしその枚数+1だけ引く手札交換、1体バウンス後1枚ランダムハンデス、コスト5以下対象のリアニメイトスピードアタッカー付与、の3つから2回選択する。

モードの3番目の選択肢であるリアニメイトは、それを行った場合対象のクリーチャーはこのターンの終わり破壊されてしまう。

文明の性質上、自然マナブーストを使って早期詠唱といった事は難しいが、その分各効果同士でシナジーを形成している。
各モードの性能は上から、《サマー・オジサマー》アタックトリガー《冥土人形ヴァミリア・バレル》cip、コスト5以下の疑似アビスラッシュといった性能。
一番目のモードは手札交換しつつ墓地肥やしできる。連打する事で山札を6枚~10枚も掘り進める事も。ただし、墓地に6枚あるならもうその時点で十分と言える場合も多く、三番目のリアニメイトモードで出すクリーチャーなどの仕込み目的で使うことが主になるだろう。

二番目のモードは《冥土人形ヴァミリア・バレル》《~不死の黄昏司祭~》cipを彷彿とさせる除去で、バウンスハンデスで無難にリソースを削ることができる。三番目のモードの前にコスト踏み倒しメタ墓地利用メタ速攻メタを排除できるほか、雑に2連打するのも悪くない。

三番目のモードはかなり異なる部分も多いものの《生命と大地と轟破の決断》を彷彿とさせるコスト5以下の踏み倒し
単純な要求コストはあちらより低いが、この呪文は3色を支払って手札から唱えるしかないため、マナゾーンに置いて自身で文明を支払うことで実質文明無視で唱えられたあちらより運用は難しく調整されているといえる。
ターン終了時の自壊は基本的にデメリットだが、pigラスト・バーストなどと組み合わせたコンボも可能。

除去リアニメイトハンデスが揃っているので《絶望と反魂と滅殺の決断》も比較対象となる。
自力墓地肥やし除去範囲、リアニメイト範囲の広さなど多色になった分順当に強化されていると言える。

しかし、墓地6枚+4マナか普通に6マナ払うかのどちらかを要求するという重さがネック。
色を考慮するとマナは伸ばしにくいことやどの道リアニメイトのために墓地肥やししておきたいことを考えると墓地6枚+4マナ狙いが主になるだろう。

クリーチャーではなくカードの枚数であるため、《邪侵入》のような強力な墓地肥やし呪文と併用しやすく、特にこれから《邪龍 ジャジーブラッド》《貴布人 テブルカッケ=エディ》など2枚以上の墓地を増やせるアビスを蘇生した場合わずか1枚で条件を達成できる。

  • 1枚目の3色パーフェクト呪文から類推すると、漢字部分は既存の単語のもじりである可能性はある。
    • 明らかなのは「鎮魂禍」が「鎮魂歌」の変形であること。
      「炎氷渦」は、文字通り「炎と氷の渦」なのか「『(えん)(ひょう)()』などと読んで『演奏家』あたりの音楽用語のもじり」なのかは定かではない。
  • 通常版のイラストには3色の渦が描かれているが、炎氷は(うず)なのに対し鎮魂は(わざわい)である。表記ミスに注意。

サイクル

  1. 《真気楼と誠偽感の決断》
  2. 《炎氷渦と鎮魂禍の決断》

関連カード

収録セット

参考